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毎日の買い物が超便利になる! コンビニ考現学 第1回

ツナマヨが欠品のコンビニは失格! アパマンに載らない新居選びのツボ

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 さらに小売業は、立地産業である側面が多分にあるため、競合店の閉鎖がない限り売上の上下の幅も、MAX20%前後。こうした収支の状況をかんがみて、廃棄コストを極端に少なく経営する店舗がある。

 弁当やおにぎりなどの商材には販売許容期限があり、廃棄が日々発生する商品のため、オーナーは、発注に最もシビア。基本的な弁当類1日3回の納品のうち、夕方前に納品になる商品は、お客の来店が少ない深夜も対象としているので、納品数を抑える店舗が多い。まずは自身の収入が優先というプライオリティが働く店舗があるのもわかるが、やはりお客に向いていない店舗は"近所のコンビニ"として失格と言えよう。

 また、家の周りに複数のコンビニがあると便利に感じるかもしれないが、実はこれにも注意が必要。逆に、競合激化により経営環境が厳しい店舗が多く、廃棄ロスによるコスト増を抑えるために、品揃えが少ないというパターンも多いので要注意だ。

 そしてもう一段、コンビニを吟味したいという方は、日用品の売場チェックをしてみよう。売上構成比が10%に満たない日用品売場に手が入っているかいないかで、店舗の運営レベルが容易に分かる。

 ポイントとしては、シャンプーなど、最下段にある商品を触るとホコリが手に付かないか。商品が、ちゃんとお客が手に取りやすいように前出し状態になっているか。逆に極端にフェース数(商品が並んでいる列)を多くしていないか。特にこのセクションの極端なフェースアップは、お客が望む品揃えとは対極で、店舗の作業効率を優先した場合が多いのだ。

 キメの細かいサービスで品揃えを確保している店こそ、"買い物しやすいコンビニ"。いまや現代人の生活にとって空気のように欠かせないコンビニ。良質なコンビニは、毎日の生活が豊かになる心強いパートナーとなる。新生活のスタートをする前や現在利用しているマイコンビニを、これらの観点からチェックしてみてはいかがだろうか?
(文=渡辺広明/流通クリエィティブディレクター)

●渡辺 広明(わたなべ・ひろあき)
株式会社pdc 、商品開発マネージャー・流通クリエィティブディレクター。前職では、ローソンに21年間勤務し、そのうち15年間は、コンビニバイヤーとしてさまざまなカテゴリーのメーカーと約600の商品を開発担当。同時期に、連載「『買わない』私が気になる売り場(日経ビジネスオンライン)」や「THE21」(PHP研究所)で連載のディレクションなど担当した。 そのほか、NPO「MEKOGA」で理事を担当する。モットーは「やらまいか精神 (浜松スピリッツ)」。

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