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知らないうちに、家がシロアリ、水漏れにも侵されている…

震度6で9割倒壊!? 助成金600万円ですぐに耐震工事しろ!

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 ちなみに私が住む中野区で助成金が受けられるのは、「区登録の耐震改修施工者による耐震改修工事を行ったにもかかわらず、工事の竣工後10年以内に震度6強以下の地震で全損した場合」に限り、600万円を限度に助成される。私が購入した木造家屋はこれに該当しないため、助成金は受けられなかった。税収の違いなどによって、多少の差があるのは理解できるものの、やや不公平な気がする。自治体によって助成金の金額や仕組みが大きく違うのも、改善の余地があるのではないだろうか。

 私の場合、耐震診断と耐震工事を「新築そっくりさん」というリフォーム業者に依頼した。まず、現地調査を行い、床下にもぐり込み、耐震性と併せてシロアリ被害や雨漏り、水漏れの被害など隅から隅まで調査する。そして、建物の形や壁の配置、筋交いと壁の割合などを数値化して、コンピューターによる耐震診断を行う。その結果をもとに、「弱い壁を耐震壁にする」「壁を追加する」「壁の配置バランスを良くする」「屋根を軽くする」といった方法で耐震補強を行う。

 耐震工事に加え、外装や内装も新築同然にリノベーション(大規模改修工事)を行った。そして、その約半年後に、東日本大震災で震度5強を経験することになった。家は揺れたが、大きな被害はなくて済んだ。木造家屋に住む人は、大地震に備えて可能な限り早めに、助成金を活用しつつ、安くかつ確実に耐震補強工事をしておくといい。
(文=高橋洋子/暮らしのジャーナリスト)

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