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ハーバード流宴会術とは?劇的感動でビジネスの成功を呼ぶ

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児玉 その通りです。前置きが長くなりましたが(笑)。

ーー今まで、宴会術を解説した本というのは、ほとんどなかったですよね。また、読んで思ったのですが、どのノウハウも非常に説得力があります。豊富な経験と理論に基づいていることが伝わってきますね。

児玉 ありがとうございます。実は、本書では、48個の宴会術のtips(ティップス。要領の意)を紹介しているのですが、準備段階では120くらいのtipsを用意していました。そこから、重要度の高いtipsを選んでいます。また、本のカバーを取っていただくとわかるのですが、本の表紙と裏表紙に、宴会術を体系化するためのメモと、分析図を掲載しています。

ーー児玉さんは、すでに商社を退社され、ご自身で人材育成会社・グローバルアストロラインズを起業・経営なされています。

児玉 ハーバードの経験から、やはりグローバルに活躍できる人材の育成が、日本のビジネス社会には緊急の課題だと痛感しまして。

ーー若手のビジネスマンを研修することも多いと思いますが、若い世代の人たちについては、どう感じていますか?

児玉 一般的に、元気がなさそうなイメージがありますが、僕は、そんなことはないと思っています。ただ、老若男女いる職場においてのコミュニケーションの取り方で、損をしている方がいるかもしれません。

 適当な例かどうかわかりませんが、飲み会の席で、上司が振った話題に対して、ケータイやスマホで検索して応えようとする人がいますが、上司の中には、「なんだ、人が話しているのにメールを打ち始めて」と受け取る人がいます。若手のほうは、せっかく「盛り上げる」べく、上司の話題を広げようと検索してネタを探しているのに、逆効果になってしまうのです。

 若い世代の人たちが礼儀知らずというわけではなく、単に、幅広い年齢層の方に自分の行動が、どう受け取られるのかを知らないだけだったりします。それだけで、礼儀知らずと思われても、大損ですよね。また、元気がない、覇気がないというのも、アピールの仕方がちょっと違っているだけだと思います。そこをさりげなく教えてあげたり、若手の良いところを職場で引き出してあげることは、僕たち先輩の役目でしょう。
(構成=松岡賢治/ファイナンシャルプランナー)

●児玉教仁(こだま・のりひと)
グローバルアストロラインズ代表取締役社長。1972年、静岡県生まれ。97年三菱商事入社。2004年ハーバード大学経営大学院入学、06年MBA取得。11年に三菱商事を退社。国際社会で活躍できる人材の育成を目指したグローバルアストロラインズ を立ち上げ現職。

BusinessJournal編集部

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