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ユニクロ決算発表 フリース、ヒートテックを超えるユニクロ第3の矢の正体

ユニクロ株価高騰で、柳井社長は資産3兆円!? ヒートテックを超える新兵器「エアリズム」とは?

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 本日、4月11日に第2四半期(12年9月~13年2月)決算を発表。この調子が続けば、13年8月期の通期見通しを大幅に上方修正するとの期待が高まっていた。従来予想では、売上高は前年同期比15.1%増の1兆690億円、営業利益は同16.6%増の1475億円。通期業績を上方修正すれば、株価はさらに上昇するとの見方があった。実際には、1兆690億円(前期比15.1%増)から1兆1030億円(同18.8%増)に、経常利益予想は1465億円(同17.0%増)から1535億円(同22.6%増)となった。

 ファーストリテイの株価の上昇は、東レの株価を刺激した。8日には660円をつけ、年初来の高値を更新した。リーマン・ショック直前の08年6月以来の水準だ。06年に1128円という高値があるが、これが次の目標だ。

 日本経済新聞が6日付で、東レの14年3月期の営業利益が1200億円弱に拡大、13年3月期比で4割程度増加するとの予想記事を掲載した。加えてユニクロ効果が株価に弾みをつけた。

 爆発的なブームをもたらしたヒートテックは、ユニクロと東レが共同開発した。綿100%が主流の下着市場に新素材で切り込もうとユニクロが提案。東レの合繊の高い技術力をフルに生かして作り上げた商品だ。エアリズムは男性向けが東レとの開発、女性向けは旭化成と東レと共同開発した。

 株価、一時3万8000円乗せの異変は、こんなところにも表れる。米経済雑誌「フォーブス」が4月4日に発表した、2013年の「日本の大富豪50人」のナンバーワンはファーストリテイの柳井正会長兼社長。資産額は155億ドル(約1兆4400億円)で、前年の106億ドル(当時の為替レートで8800億円)から実に46%も増えた。

 フォーブスが資産査定の算出基準に置いているのが保有株式。本人名義だけでなく、家族や資産管理会社などの分も含まれる。株価が上昇すれば資産は膨張する。下落すれば資産は目減りする。今年の最高値3万8350円で計算すると、柳井一族の資産総額(信託分も含む)は2兆6365億円となる。エアリズムがヒートテックを超えれば、資産総額3兆円の大富豪になるかもしれない。
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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