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海上自衛隊広報室、取材依頼者を犯罪者呼ばわり? 訴訟に発展

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 自衛隊の広報について伝えられている話がある。

 まず、陸上自衛隊。もし記者会見の場で、トップである幕僚長が誤った発表を行ったならば、スタッフがすかさずメモを渡す。同じ状況で、航空自衛隊だと、「幕僚長、間違っています。○○が正しいです」と満座の中でも、きちんとスタッフが口頭で間違いを伝える。

 では、海上自衛隊はどうか。間違ったそれについて間違いを指摘されても「幕僚長が言っていることが正しいです」で通す。

 下士官で定年退職したある海上自衛隊OBが語る次の言葉が、こうした海上自衛隊の体質を物語っているのではないか。

「艦を主体とする世界なので、キャプテン(艦長、転じてトップの意味)が黒といえば白でも黒。そうすることで艦内の秩序が保たれる。陸や空自と違い、艦内では、艦長の命令が、第三者から見てたとえ誤りであったとしても、部下は忠実にこれに従うことが求められます。『艦長、これが正しいです』と意見することは認められません。自衛隊にとって都合の悪いことを書く人間は、とにかく許せません」
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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