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“重い”『Woman』が人気『ショムニ』に健闘のワケ…シングルマザーたちの感想は?

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『ショムニ 2013』公式サイト(フジテレビHP)より
 テレビでは今クール(7~9月期)も数多くの連続ドラマが放送されている。今クールの全体的な番組ラインナップの特徴としては、『ショムニ 2013』『救命病棟24時』(ともにフジテレビ系)や『DOCTORS 2 最強の名医』(テレビ朝日系)など、過去に放送された人気シリーズの続編モノが多いほか、堺雅人、上戸彩、香川照之、北大路欣也ら大物俳優を贅沢に起用し高視聴率をマークしている『半沢直樹』(TBS系)など、いわゆる“大粒”なドラマが多い点が挙げられるだろう。

 そんな中、こうした“大粒”モノと対照的なのが、毎週水曜夜10時~の『Woman』(日本テレビ系)だ。満島ひかり扮する青柳小春が、亡くなった最愛の夫との間に残された2人の小さな子どもを育てるという設定で、シングルマザーの苦悩を描いたシリアスなヒューマンドラマとなっている。脚本は、過去に人気恋愛ドラマ『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)、『最高の離婚』(同)のほか、加害者家族と被害者家族の関係を描いた『それでも、生きてゆく』(同)などの“シリアスもの”まで幅広く手掛けた実力派脚本家・坂元裕二氏で、放送開始前から期待を寄せる声も多かった。

 7月3日の初回放送分では、平均視聴率(関東地区、ビデオリサーチ調べ/以下同)13.9%と、同じ水曜夜10時~という時間帯に放送の“ライバル”『ショムニ』の同18.3%(7月10日初回放送分)に大きく水を開けられた格好となった。だが、『ショムニ』が翌週放送された2回目で同13.8%と大きく落ち込む一方、『Woman』は2回目(同11.3%)、3回目(11.4%)と下がり幅は小さく、「ドラマ好きな視聴者が、『ショムニ』から『Woman』に流れている可能性がある」「最終回までに視聴率が逆転するかもしれない」(テレビ局関係者)との見方もある。

 気になる『Woman』に対する視聴者の評判を見てみると、ネット上などでは、「重過ぎてつらい」「暗い気持ちになってしまう」という否定的な感想がある一方、「シングルマザーの抱える問題をリアルに描いており、ある意味スリリング」「親子のやりとりや登場人物間の複雑な関係が、丁寧に描かれている」と評価する声もあり、賛否両論真っ二つに分かれている点も興味深い。

 そこで今回、満島演じる青柳と同じシングルマザーで、実際に毎回欠かさず『Woman』を見ているという人に、その理由や感想を聞いてみた。

 まず、30代女性は、ドラマのリアルな演出により、自身の経験を青柳に重ね合わせながら見ているという。

「出勤前に子どもを託児所に預けるために、2人の子どもを抱えて満員電車に乗り、周囲の乗客から舌打ちされるシーンや、生活保護申請の窓口で区役所職員が見せる冷たい態度など、シングルマザーにとっては、まさに日々直面しているシーン。満島が劇中でつぶやく『(夫婦)2人なら普通にできることが、1人だとこんなに辛い』という台詞は、私も何度も心の中で思ったことがあります」

 また、2人の子どもを持つ40代女性は、「満島と子どもたちが、電車内やスーパーで買い物をしながらやりとりする会話やしぐさが本当に自然で、自分の子どもが小さかった頃を思い出して、見入ってしまう」と語る。ほかにも第2話(7月10日)で、田舎にある満島の友人宅に預けられた長女が逃げ出し、駅へ探しに出た満島が無事に娘を見つけ出したシーンについて、「子どもが逃げ出した理由を、『今度一緒にお母さんと花火しようって言ってたのに、花火しちゃった。ごめんなさい、ごねんなさい』と泣きながら説明すると、満島も泣きながら子どもを抱きしめるのを見て、今反抗期の自分の子どもにもこんな繊細さがあったなと思い、私も泣いてしまった」と、自身の経験を重ね合わせながら見ている様子がうかがえた。

 このほかにも、シングルマザーではないが、『ショムニ』から『Woman』に乗り換えたという30代の独身女性は、「初回は『ショムニ』を見たが、会社での嫌なことを思い出してしまった。また、独身の私からすれば、現実の“母と子”、もしくはシングルマザーの置かれた現状がどのようなものなのか、とても興味を惹かれたので、翌週は『Woman』を見たが引き込まれた。今後は毎週『Woman』を見る」といい、興味深い感想も聞かれた。

 果たして最終回までに『Woman』が視聴率で『ショムニ』を抜く可能性はあるのか? 今後の動向から目が離せない。
(文=編集部)