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衝撃の訃報から4年 今こそ振り返る、不世出の音楽プロデューサー加藤和彦の功績

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【リアルサウンドより】

 2009年10月、「加藤和彦、軽井沢のホテルで自死」というニュースが日本中に流れてから、そろそろ4年の年月が経つ。「世の中は音楽なんて必要としていないし、私にも今は必要もない。創りたくもなくなってしまった。死にたいというより、むしろ生きていたくない」。遺書に残されていたそんな加藤の言葉は、しかし同じ遺書の最後に記されていた「どうか、お願いだから騒がないで頂きたいし、詮索もしないで欲しい。ただ、消えたいだけなのだから...」という言葉を尊重してのことだろうか、現在に至るまで深く検証されてこなかったように思う。

 本書『エゴ~加藤和彦、加藤和彦を語る』(SPACE SHOWER BOOks) は、死後にいくつか刊行された追悼本や研究本とは違って、今から20年前の1993年、単行本の刊行のために数度にわたって行われた約10万字のインタビューをまとめたものだ。結局その単行本は、加藤が当時の妻である安井かずみの看護に専念するため、そしてそれによって当時予定されていたセルフ・カバー・アルバムの企画が中止されたため、連鎖的に制作が中断されたままになっていた。

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