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目を離すとサボる部下 叱るにはタイミングがある マクドナルドから学ぶ人材の育て方

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0629_sinkanjp.jpg『35歳になったらマクドナルドでバイトしろ! 』著:泉忠司、青木尚士/角川学芸出版

 ちょっと目を離すと席からいなくなってしまったり、スマホをいじっている。強く注意すると会社に来なくなってしまう……など、若手社員やアルバイトの育成に苦労している話をあちこちで耳にします。
 その一方で若い人たちからは、「上司やリーダーは何も教えてくれない」という声があがっているという現実もあります。
 考え方も価値観も違う人にどう仕事を教えるか、大切なモノをどう伝えるか、というのは、教育・人材育成・リーダーシップ含め、人生における永遠のテーマ。もし、この問いに自分なりの答えが見つからないのなら、『35歳になったらマクドナルドでバイトしろ!』(泉忠司、青木尚士/著、角川学芸出版/刊)で明かされている、「マクドナルドはなぜ9割がバイトでも最高のリーダーが育つのか!?」という問いに対する答えが大きなヒントとなるかもしれません。
 15歳の高校生から80歳のシニアまであらゆる世代の人がイキイキと働き、スクスクと成長するノウハウをストーリー形式で学べる1冊。今上司の人はもちろん、部下を持つ前に読んでおきたい。

■誰でも最高のリーダーになれる20の物語

 平凡な会社員が35歳の誕生日に、部長から「明日からマクドナルドでアルバイトしてこい」と突然の通告……。そこに待ち受けていたものとは!?
・教育係が高校3年の女子高生
・店長の影響で『人を動かす』などの自己啓発書やビジネス書にハマる
・実在するハンバーガー大学とは!?またそこで学べる人生の極意とは!?
・「人に好かれる6原則」をバイトしながら実践する35歳
・クルー同士のトラブルに巻き込まれた中で見出したコミュニケーションのルール
・ありえないクレーム処理の果てに見えた真実
・リーダーシップを発揮したつもりが、古株のベテラン主婦に激怒された理由とは!?
・卒業パーティーでの告白の真相
・部長の指令「35歳にマクドナルドでバイトしろ!」に隠された本当の意味 など
 主人公の成長物語を通して「従業員が心から笑顔で働ける」仕組みが理解でき、成長に年齢は関係ないということ、そして、人とどう関わっていけばいいのかということがわかります。

■ポジションパワーでは人はついてこない

 ポジションパワーとは組織内の地位や肩書による力のことです。
 忙しい時期などは、ついこの力をふりかざして部下に何かを強制してしまいがちですが、彼らと信頼関係がない状態でこれをやってしまうと、部下は育ちませんし、組織全体のモチベーションを低下させてしまいます。
 ただ「上司だから」というだけの理由で忠実に従う社員などいません。人を動かすためには権限だけでなく「相手に恩義を感じさせる」「自分の知識や経験に対する評判を高める」「相手に自分と一体感をもたせる」などの個々人と信頼関係を築くためのコミュニケーション能力を磨くことが先決です。

■失敗を怒るだけでは人は育たない

 どんな職場でも、部下のミスは上司の責任です。もし部下が何かミスをしてお客さんや取引先に迷惑をかけてしまったら、上司は同じミスが起こらないように一緒に対策を考えなければなりません。そして、その過程で部下を叱らなければならない場面もあります。
 ただ、叱るにはタイミングがあり、これを間違えるとかえって部下のやる気をそいでしまうことになりかねません。
 叱っていいタイミングとは、部下のモラル(道徳・倫理・良識)が低下しているとき。この状態では周囲に悪い影響を与えてしまう可能性があるので、上司として叱らなければなりません。
 反対に、部下がやる気をもって一生懸命やったにもかかわらず、手順を間違えたり、スピードが遅かったりして失敗したことに対しては、叱ってしまうとモチベーションを下げてしまいます。こういう時は叱らずに部下と一緒に改善策を考えてあげましょう。

 本書は、アルバイト6年、社員17年、人生の23年間をマクドナルドの現場に捧げた男の実体験をもとに、累計100万部突破の大ヒット恋愛小説『クロスロード』の著者が描く感動のストーリーと衝撃の結末があり、マクドナルドの人材育成や働き方の理念と考え方が物語形式でつづられています。
 マニュアル至上主義といったイメージのあるマクドナルドの人材育成ですが、本書を読むと決してそうではなく、マニュアルはあくまで土台であり、そこを起点に自ら成長していく人材を育てていくという意図があることがわかります。
 自分の力で成長していくという、組織として理想的な育成を、マクドナルドは実現しているのです。
 管理職の人もそうでない人も、本書で語られている内容から、自分の仕事に活かせる武器がたくさん見つかります。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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