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エンタテインメント小説で東日本大震災を描く意味とは? 想像を超える過酷さと行政の限界

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 書き手の覚悟なんて、大それたものじゃないですけど。おかしいものはおかしいと言い続けたいし、伝えるべきものをたくさんの人に伝えたいから、あらゆるスキルを使って、書いていこうと思ってます。

 僕は通信社記者出身だから、幸いにも取材のテクニックはあります。事件の裏側の人間関係とか非公式の書類を入手する方法とか(笑)、リーク情報を拾う方法を独自に持っています。それだけは、ほかの小説家にはない強みでしょうね。徹底的に取材して、エンタテインメント小説のスタイルで、社会の真実を暴くというやり方は、これからも続けていきます。(談)
(取材・文=浅野智哉)

●相場英雄(あいば・ひでお)
1967年、新潟県生まれ。作家。元時事通信記者。05年に『デフォルト(債務不履行)』(ダイヤモンド社)で第2回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞しデビュー。12年発売の『震える牛』(小学館)がベストセラーになり、13年には『血の轍』(幻冬舎)が第26回山本周五郎賞の候補作になる。

BusinessJournal編集部

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『共震』 現地で取材を重ねてきた著者が、被災者の心情や震災を利用した犯罪を交えながら描いたミステリー。 大和新聞東京本社の遊軍記者である宮沢賢一郎は、東日本大震災後、志願して仙台総局に異動する。沿岸被災地の現状を全国の読者に届ける毎日のなか、宮沢とも面識のある県職員が、仮設住宅で殺害された。被害者の早坂順也は、復興のために力を尽くしてきた人物だったのだが……? 発売/小学館 価格/1575円 発売中 amazon_associate_logo.jpg

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