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MRJ、相次ぐ開発延期で“ニッポンの”小型ジェットに暗雲?世界での受注競争に影響も

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 山登りに例えるなら、航空機開発では初飛行まで行って、やっと5合目といわれている。2500時間に及ぶ試験飛行を行い、地上では想定していなかった問題が見つかれば、見直す必要があるからだ。最大の難関は型式証明の取得だ。墜落すれば、大惨事が避けられない旅客機は、航空法で厳しい安全基準が課せられている。機体の安全性を客観的に証明して、国から型式証明と呼ばれる設計承認を得る必要がある。「飛行機を造ることよりも、安全性を証明するほうが難しい」といわれるゆえんだ。

 MRJは完成にこぎ着けることができるのか? 三菱重工は、「世界シェア5割を目指す」と意気軒高だが、開発が遅れると、ボンバルディア、エンブラエルの先発2社に加え、ロシアや中国勢にもシェアを奪われかねない。中国もさることながら、技術力のあるロシアが侮りがたい競争相手になるとの見方もある。
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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