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「ドロかぶりのプロ」元国会議員秘書が教える、“理不尽”をチャンスに変える方法

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※画像:『ドロのかぶり方』著:尾藤克之/マイナビ

 「上司のミスがいつの間にか自分のミスということになっていた」「全員で決めたはずなのに自分だけが責任を取ることになった」など、他人のドロをかぶらされる理不尽さを味わったことは、働いていれば一度や二度は必ずあるはずだ。

 しかし、そのドロがチャンスになることある。どうすれば逆転を狙うことができるのだろうか?

 それは、“ドロかぶりにプロ”に聞くのが一番早い。元国会議員秘書である尾藤克之さんの『ドロのかぶり方』(マイナビ/刊)はドロのうまいかぶり方と、理不尽に見舞われたときの対処法を紹介している。

 尾藤さん曰く、「議員秘書はドロかぶりのプロ」だという。政治家と支持者の“理不尽”に振り回されながらも仕事を全うする。不祥事を起こした政治家の「私は存じません。すべて秘書に任せておりました」というフレーズは必ず耳にしたことがあるはずだ。そんなドロかぶりのプロ」が教える、ドロから逆転を狙う方法とは?

●まずは、ドロの本質を見極めよ

 ドロにはかぶっても良いものと、そうではないものがある。上司や顧客の利害関係などを考えるならば、基本的にドロはかぶるべきだが、絶対にかぶってはいけないドロがある。それは、「違法行為」に関わること、つまり法に反することだ。
 政治家でいうならば、収賄や背任を促してくる人がいるという。しかし、それはかぶってはいけないドロ。クビどころか、檻に入れられてしまうことになる。

●かぶったほうがいいドロもある

 絶対かぶってはいけないドロがある一方で、かぶったほうがいいドロもある。それは、成功したときに評価される「ドロ」だ。例えば、うまくいっていない新規営業のプロジェクトリーダーや、取引を切られそうな大口顧客の営業担当、赤字垂れ流し部門の責任者など、「現在うまくいっていない」ことがそれにあたる。

 これらの特徴は、必ずしもドロの中でもがいて再生させる必要はなく、穏便に事業を終わらせることができれば評価が上がるのだ。

●ドロをかぶるときは「自分が最後の砦」と考える

 「自分が最後の砦」という意識を持つと、ドロの大きさを正確に把握できるようになる。つまり、自分のあとにまだ人がいると、どうしてもドロの処理に甘えが出てしまうのだ。ドロをかぶるのは自分だと決め込んで、全ての責任を取るという強い意志を持つ。他責の念が残っていたとすれば、ドロをかぶったとしても、その「ドロ」は成長できるドロではない。

●もしドロをかぶった挙句にクビになったら?

 ドロをかぶったとしても、正社員ならば、よほどのことがない限りはクビにならないはず。しかし、全責任を押しつけられた挙句にクビになったとすれば…それは、会社そのものに問題があると考えた方がいい。

 ドロとは、いわば不祥事。そんな不祥事を一人の社員に押しつけてのうのうとしているような体質を持つ経営陣は、いずれ沈んでいく。そんな泥沼からいち早く抜け出せたことがラッキーであり、早めにチャンスをもらえたと考えるべきだろう。

 この本では、私たちが毎日の生活の中でドロをかぶったときに、どのように対処すべきかが説明されているのだが、もう一つ、、サラリーマンに働き方の意義について問題提起をしているのが特徴的だ。

 会社に対する不平不満や悪口はサラリーマン飲みの定番であるが、不平不満を募らせたところで状況は改善されることは少ない。それは議員秘書も同様で、彼らも働いている以上、我々と同じように不満を持っている。さらに、仕事の安定性がなく、薄給で社会保険もなく、勤務時間も非常に長いなど、極めて厳しい労働条件であることが少なくない。

 ところが議員秘書がサラリーマン飲みをすることはないのだ。その理由は何故か? その問いが、読者に投げかけられているのだ。

 理不尽にドロをかぶることは、誰もが嫌なこと。でも、任された職務だと思って一生懸命仕事をしていれば、そこにチャンスが生まれるはずだ。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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