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牛窪恵の 女ゴコロがブームを創る! 第14回:「ヌード撮り」

ヌードに変身…女性のフォト撮影ブームの舞台裏〜アラフォー中心に広い世代で人気のワケ

文=牛窪恵
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 例えば、12年1月、東京都文京区にオープンした「変身写真館ミニーナ」(合同会社ミニーナ)。コスプレニュアンスでさまざまな衣装に着替え、変身写真を撮りたい女性に人気だ。

主な特徴は、下記のとおり。

●専門店から仕入れた、こだわりの衣装が勢ぞろい

●プロのメイクやスタイリストが、事前にカウンセリング&メイク

●「森」「書斎」や「ゴシック」「マリー・アントワネット」など“世界観”によって10のテーマが用意されていて、背景や小道具も凝っている

ヌードに変身…女性のフォト撮影ブームの舞台裏〜アラフォー中心に広い世代で人気のワケの画像6(「変身写真館ミニーナ」は、テーマ別の背景や小道具も豊富)

 カウンセリングからヘアメイク、撮影終了までにかかる時間は約3時間。こちらも、ポストカード大の写真2枚(画像修正済み)とCD-ROMがついて24,150円と必ずしも安くはないが、同代表の太田美由紀さんによると、「お客さまの約半数は、リピーターだと思います」とのこと。

 特に、1着着用のプランで「コスプレ撮り」した女性は、変身した自分の姿に魅了され、2回目以降は、撮影までにダイエットして万全の体制で臨んだり、1回に2着以上着替えて女優気分を味わうケースが大半だという。

 なぜ女性たちは、そこまでして「ヌード撮り」や「コスプレ撮り」を望むのか?

 太田さんは次のように言う。

「女性はみんな“女優”だからでしょう。機会さえあれば、変身して一番キレイな自分を見てみたい。だから私どもも、日常とは切り離した別世界で、お客さまに“プリンセス”気分を味わってもらうよう、心掛けています」

 それは、若い女性だけではない。最近は熟女にも「コスプレ撮り」が人気だ。

 子供向け写真館を運営するスタジオアリス(大阪市北区)は、13年4月、リニューアルした東京・銀座の歌舞伎座内に「スタジオアリス歌舞伎写真館GINZA KABUKIZA」をオープンさせた。

牛窪恵

牛窪恵

マーケティングライター、世代・トレンド評論家、有限会社インフィニティ代表取締役。1968年、東京都生まれ。日本大学芸術学部映画学科(脚本)卒業後、大手出版社に入社。5年間の編集およびPR担当の経験を経て、フリーライターとして独立。2001年4月に、マーケティングを中心に行う有限会社インフィニティを設立。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系列)、『キャスト』(朝日放送系列)、『あさナビ』(テレビ朝日系列)などに出演中。トレンドやマーケティング関連の著書が多数あり、「おひとりさま(マーケット)」(2005年)、「草食系(男子)」(2009年)は、新語・流行語大賞に最終ノミネートされた。近著は『アラフォー独女あるある! 図鑑』(扶桑社)。

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牛窪恵【公式ブログ】

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