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人気のメンズエステ体験レポート~意外な客層と効果、強引勧誘との噂の真相

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「Thinkstock」より
 昨今、女性ならずとも美容やアンチエイジングに興味を持つ男性が増えているようだ。事実、男女共通や男性専用のエステティックサロン(エステ)が急増している。テレビでもいくつかの会社がCMを流している。女性向けエステが頭打ちの様相を呈しており、男性客の取り込みに力を入れているようだ。

 2003年ごろから女性のエステ市場はほぼ横ばい状態なのに対し、男性向けエステは1999年以降、10~20%の高い成長を示し、今では3400億円ほどあるといわれるエステ市場全体の10%を超えるほどになっているという。

 男性がエステを利用する目的としては「心と体に癒しを求めて」「女性にもてたい」「ビジネス上の観点から、印象を良くしたい」「健康増進のため」などさまざまだが、最も多いのは「癒されたい」ということのようだ。この業界が伸びているということは、仕事で疲れた心と体に癒しを求めるサラリーマンが増えているということか。

 しかし、特に資格がなくても開業できることもあり、ある程度の技術や知識を身につけたエステティシャンが独立し、個人開業しているエステも非常に多く、客の奪い合いになっている。

 このエステ業界は、かねてより顧客獲得のために強引な契約を迫るなど、消費者センターへの苦情が多いことで知られる。テレビや雑誌、インターネットなどでしきりにキャンペーンを張っているエステは、その宣伝に乗せられて来た客に強引な勧誘をしたりしているのではないだろうか。

 そこで今回、こうしたエステに関する噂の真相を探りその実態に迫るために、テレビCMなどで有名な大手サロンでエステを体験してみた。足を運んだ店は、1999年からメンズエステを行っている草分け的存在だ。今回選んだのは、フェイシャルエステの体験コース。肌をスベスベにすることで、さらに異性にモテようとする男性をターゲットにしていると思われるコースだ。お値段は通常価格1万2000円のところ、初回体験価格3000円で受けられる。

 ビフォー・アフターを比較するため、エステに入る前に、現状の写真をパチリ。そして、エステサロンに入店する。落ち着いた雰囲気の店内で「いらっしゃいませ」と出迎えてくれるのは美人揃いのエステティシャンだ。問診票に既往歴、アレルギーの有無などを書き込み、提出する。

ちょっと緊張しながら名前を呼ばれるのを待つ

 しばらくして名前を呼ばれ、それぞれ個室に入室する。施術ベッドと専門機器が置かれ、間接照明が落ち着く。今回、筆者を担当してくれるのはSさん。少し小雪に似た、落ち着いた雰囲気のエステティシャンだ。「ガウンに着替えてください」という指示にドキドキする。

 施術台に寝ると、「はじめに、クレンジングとピーリングをします」と、耳慣れない単語。なんだそれは? と疑問に思っていると、「クレンジングで汚れを落としてから、落ち切らない汚れをピーリングジェルでそぎ落としていくんです」と、丁寧に教えてくれる。

●決してイケメンのためだけのエステではない

 来店する客層について質問してみると、「20代後半からが多いですね」とSさん。「でも、来店するのは、イケメンばっかりなんでしょ?」と質問すると、「普通のお客様も多いですよ。年齢層も、上は初老の方まで来店されます」という。実際に、痩身コースなど、健康のために利用する中高年も少なくないようだ。また、渋谷という土地柄、サラリーマンの利用も多いという。確かにリラックスできる店内で、一日の疲れもすっかり取れてしまう。

 この洗顔が終わると、スチーム噴霧器を顔に当てられる。床屋の蒸しタオルのように、毛穴を開く効果があるようだが、これが暖かく気持ちいい。取材であることも忘れ、ついうつらうつらしてしまいそうになる。さらに、特殊なバキューム機械を使ってスッポンスッポンと、毛穴の汚れを吸い取るSさん。痛くはないが、くすぐったいというか不思議な感覚で、毛穴の汚れを抜き取られていく。「こんなに取れましたよ!」と、取れた汚れを見せてくれる。

 そして、最後に保湿のためにローションで顔全体をマッサージ。しなやかな指使いで汚れを出しきった肌を入念にマッサージをして、およそ50分の体験コースが終わった。

 そもそも、普段は化粧水や乳液はおろか、洗顔フォームすら使用していない筆者。顔なんて、頭を洗うついでに、シャンプーでわさわさと洗うだけ。煙草も吸い、生活も不規則だが、肌が荒れるのを気にしたこともない。およそ50分の施術が終わると、これまで味わったことがないくらいに肌がぷにぷにとした気持ちいい感覚になった。

 エステティシャンも親切だし、マッサージを受けているのと同じくらいの気持ちよさで、ここまで悪い点はまったく見当たらない。唯一気になる点といえば、店内BGMがリンキン・パークで落ち着かないというくらいだ。

左がbefore・右がafter