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新田龍「現代ブラック企業総論 ~ブラック企業とは何か~」(第3回)

ワタミにユニクロ…短絡的なブラック企業批判が問題を延命?社員や客が加担も

文=新田龍/働き方改革総合研究所株式会社代表取締役

 確かに「ブラック企業」というバズワードの威力はものすごく、それがあるだけで雑誌の売上やネット記事のPVはある程度上振れするレベルなわけだが、逆に言えば「便利な一方で、本当の問題の所在があいまいになる言葉」だともいえる。これは「若者の使い捨て」とか「やりがい搾取」みたいな「もっともらしいが、具体的にはよくわからない言葉」も同様だ。

 ということで、今後は「36協定違反」や「解雇規制の見直し」、「採用広告におけるRJP」等といったかたちで、個別具体的に問題を採り上げ、解決のために論じていきたい。
(文=新田 龍/株式会社ヴィベアータ代表取締役、ブラック企業アナリスト)

新田龍/働き方改革総合研究所株式会社代表取締役

新田龍/働き方改革総合研究所株式会社代表取締役

労働環境改善による企業価値向上支援、ビジネスと労務関連のこじれたトラブル解決支援、炎上予防とレピュテーション改善支援を手がける。労働問題・パワハラ・クビ・炎上トラブル解決の専門家。厚生労働省ハラスメント対策企画委員。著書25冊。

Twitter:@nittaryo

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