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ドラマ化で躍進『大東京トイボックス』インタビュー

マンガ家が直面した横暴編集の実態「勝手にやめたいことにされてた」

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――ゲーム業界の内実を描き、テレビドラマ化されるほどの人気作品となったマンガ『大東京トイボックス』。だが、そんな輝かしい実績の陰には、「モーニング」での連載打ち切りなど、出版社との揉め事があったことを、作者自身が公表している。うめの脚本・演出担当小沢高広氏に、この移籍騒動の詳細や変化しつつある出版社とマンガ家の関係性について聞いた。

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(写真/尾藤能暢)

 今年7月に「月刊コミックバーズ」(幻冬舎コミックス)での連載を終えた人気マンガ『東京トイボックス』シリーズ。ゲーム業界の実情を描いた同作品は、現在、テレビ東京系でドラマが放映中。さらに新展開『東京トイボックス0(ゼロ)』(幻冬舎コミックス)もスタートと、すっかりヒット作となったが、2005年に、連載がスタートしたのは「モーニング」(講談社)だった。しかも、20話で連載は打ち切りという誰もが予期せぬ結末に。幸いその3カ月後の06年5月には「コミックバーズ」に移籍し、『大東京トイボックス』と名を変えたという経緯がある。

 この電撃移籍の裏には、小沢高広氏(脚本・演出)と妹尾朝子氏(作画)のコンビマンガ家"うめ"と、「モーニング」の編集者との確執があったことを、うめサイドが最近、総合ゲーム情報サイト『GAME Watch』のインタビューで明かしたのだ。

 そこで本誌も小沢氏にインタビューを敢行。あらためて、事の真相を直撃した。

──そもそも「モーニング」では、担当編集が複数いたそうですが、まずはそうしたシステムについてうかがえますか?

小沢 『トイボ』の直接の担当だった若い編集さんがいて、その上にデスク…… まあ「モーニング」にデスクという制度はないんですけど、デスク扱いのベテラン編集さん、最後に編集長という流れで企画が通っていくという形でした。

──先のインタビューによれば、そのデスクさんが、いろいろと大変だったみたいで。

小沢 ええ。いつもその人のところで、決まってネームが戻ってきちゃうんですよ。ゲームをまったくやらない方だったんですが、言われたように直せば直すほどつまらなくなるし、関係各所に取材を申し込んでほしいとお願いしても、一向に動いてくれないし。

──そもそも、担当編集から編集長のチェックっていうのはわかるんですけど、真ん中のデスクは必ず入るものなんですか?

小沢 それはモーニングの特徴で、だいたい複数担当制を敷いてるんですよ。たいてい一作品に編集は2人くらい、場合によっては3人くらい付くこともあります。今は知らないですけど、連載当時はそうでした。ほかの出版社では複数担当はあまりないですね。

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