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日本の音楽産業、なぜ海外進出が出遅れ?159カ国で読まれるアイドル情報サイトの試み

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 2020年の東京五輪開催決定を受け、各国から注目の集まる日本。政府も、外国人旅行者を20年には対13年比2.5倍となる2500万人受け入れようと計画している(首相官邸・日本経済再生本部発表『戦略市場創造プラン』)。

 今回は、そんな日本から世界へアイドル文化を発信するサイト「Tokyo Girls’ Update」を運営するオールブルー代表取締役・助野太祐氏に話を聞いた。

●日本のアイドルを世界へ

「日本の音楽産業は、完全に世界へ出遅れてしまっている」

 助野氏は、幾度となくこの言葉を繰り返した。一方で、国際レコード産業連盟が13年4月8日に発表した12年の「世界国別音楽セールスランキング」によれば、日本のセールス高は4420万ドルと、アメリカに次いで世界第2位。それに対し、海外進出に強いといわれる韓国は第11位と、意外に低いランキングに位置している。この情報からは、日本の音楽産業は、十分世界に通用しているように見える。

 しかし、現実には日本のアーティスト、中でもアイドルの知名度は、海外では思いのほか低いとのこと。「日本のアイドルを世界に発信しようとすると『権利』の問題で必ずダメになる。また、音楽CDやDVDが海外で売れたとして、実際に購入した人が『日本のアイドルに会いに行きたい』と思っても、現地では情報入手ができない状況にある」と助野氏は語る。そのような現状を憂えて助野氏は「日本の音楽産業は完全に世界へ出遅れてしまっている」と言うのだ。せっかく日本の音楽が売れていても、その音楽を制作したり、歌を歌っている「アイドル」の知名度が高いとはいえないのだ。

日本レコード協会発行の『日本レコード産業2013』より引用。2012年の世界国別音楽セールスランキングで、数値は国際レコード産業連盟作成。