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Google Glass日本販売、なぜあやしい?利用は困難、被害回避法は

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●買っても、本当に使えるのか?

 仮に、本当に欲しい物を入手できたとして、それは正当に使えるのだろうか?

 製品はなんでも同じだが、日本未発売のガジェットを購入するということは、日本にはメーカーや販売元の窓口がないということだ。Google Glassの場合、Googleの日本法人は存在するが、販売していないものなのだから、そこが問い合わせを受け付けるとは思えない。

 つまり、利用開始にあたっての処理や、利用中のトラブル等は直接米国法人とやりとりする必要があるということになる。実際は正規手段で購入していないため、直接連絡をしたとしても取り合ってもらえるかどうか疑問だが、もし対応してもらえるとしても当然英語でのやりとりになる。不良があった場合の代替品送付先が米国内しか認められない、などと言われても仕方ない状態だ。

 しかも、日本で通信機能を持つ電子機器を使うためには、本来「技適マーク」がついている必要がある。海外から直輸入した機器に技適マークはまずついていない。そうした機器を使っていれば即違法というわけではないし、現実問題として個人が利用しているものを摘発するのは非常に難しいのだが、一応こういう問題があることも知っておきたい。

 世界で話題の、日本未発売ガジェットというのは魅力的だ。しかし、実際にそれを手にできるのは、自力で海外通販を利用でき、問題が起きても自力解決できる人だけだと思っておいたほうがよいだろう。
(文=エースラッシュ)

BusinessJournal編集部

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