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コンビニ、店舗ごとに品揃えが違う複雑な事情~交渉すれば入荷も?

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「Thinkstock」より
 同じチェーンなのに、家の近くのコンビニエンスストアでお目当ての商品を買おうとするも、会社近くのコンビニとは品揃えが違って、やむなくあきらめた、なんていうケースは多いはず。セブン-イレブンで「嫌な気分」になり、ローソンが「マチの“ほっと”ステーション」ならぬ「“イラッと”ステーション」に変わるこのような事態。たとえフランチャイズであっても、チェーンなんだから同じ物を置いてくれてもいいじゃないか、と思うのは筆者だけだろうか?

 このように思ったきっかけは、セブン-イレブンの「竜田揚げ棒」というホットスナックを愛好する筆者だが、まれに「竜田揚げ棒」ではなく「からあげ棒」しか置いていない店舗が存在する。しかも、それが自宅最寄りのセブン-イレブンなのだ。

「からあげと竜田揚げなんて、どこに違いがあるんだ?」と鼻で笑う読者諸兄は何もわかっていない。竜田揚げ棒のカリカリとした衣と肉汁のハーモニーは、からあげ棒とは雲泥の差があるのだ。

 そんなわけで、各大手コンビニチェーンのお客様相談センターに、商品のラインナップはどうやって決まるのかを問い合わせてみた。 

 セブン-イレブン、ファミリーマート、ミニストップの3社に問い合わせたところ、各チェーンとも「商品仕入れの基準は各店の経営者の判断なので、店舗に直接お問い合わせください」という回答。商品が生産中止になっていなければ、仕入れることは可能だそうだ。「確実に入荷するとは言えませんが、店舗の従業員にリクエストをすれば声が届くはずです」とミニストップ。また、セブン-イレブンでは「店舗の従業員に言えば、予約・取り置きなどもできる」というから、「どうしても、コレが食べたい」という場合は、店員に交渉するのが一番手っ取り早いだろう(ただし、顔を覚えられて気まずくなるなどのリスクはあるかもしれない)。

 だが、筆者の気になるセブン-イレブンの「竜田揚げ棒」問題は、そう簡単に解決しなさそうだ。これは店舗にフライヤー(揚げ物調理器)が設置されているか否かで、その可否が決まるそうだ。「換気の問題や大家とテナントの取り決めなどで、フライヤーを設置できない店舗があるんです」とのことで、フライヤーが設置されている店舗には「竜田揚げ棒」を入荷できるが、設置されていない店舗ではレンジで温める「からあげ棒」しかないようだ。

「竜田揚げ棒」を頬張りながら帰路につくという夢は破れ去った。

 まあ、ローソンの「鶏竜田揚げ棒」があるから、別にいいんだけどさ。
(文=萩原雄太)