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本日発売ロッテリア「チョコ&マスタードバーガー」、そのお味と発売の狙いとは?

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ロッテリアの「チョコ&マスタードバーガー」
 国内ハンバーガー業界3位のロッテリア(運営元:株式会社ロッテリア)は、バレンタイン向け商品として「ガーナミルクチョコレート」(ロッテ)をバーガーソースに使用した「チョコ&ハニーマスタードグリルチキンバーガー」(単品390円/税込)を、本日(2月6日)より全国の店舗で販売開始した(販売は2月下旬までの期間限定)。

 ロッテリアといえば昨年11月29日、一個1,000円の「黒毛和牛ハンバーグステーキバーガー(ダブルトリュフソース)」という高級素材・トリュフを使用したバーガーを発売し話題を呼ぶなど、しばしばユニークなハンバーガーを発売することでも知られている。ロッテリア広報は今回のチョコバーガーの商品内容について、「主役となるチキンパティは、ジューシーな鶏モモの一枚肉を白ワイン・にんにく・玉ねぎに漬け込み、オーブンでじっくりと焼き上げ仕上げられています。旨みもたっぷりで、風味豊かな味わいです」としている。また、味の決め手となるソースについては、「ベースとなるハニーマスタードソースに、芳醇なカカオの香り豊かな『ガーナミルクチョコレート』を合わせて仕上げました」と説明する。

 マスタードソースとチョコソースを使用したハンバーガーというかなり異例の組み合わせから、発売前から一部インターネット上などでは「おいしいのかなぁ…誰かチャレンジしてみて」「邪道だが、試してみたい」「いっそ潔い。ロッテリアらしい」「美味しそう。こういうの好き」などと早くも話題を呼んでいる。

 このような少々奇をてらったハンバーガーをロッテリアが発売する背景には、同社が商品戦略におけるキャッチフレーズとして「業界初」を掲げていることがある。激しい競争が繰り広げられるファストフード業界において、ライバルであるマクドナルド、モスバーガー、ケンタッキーフライドチキン、サブウェイなどとの明確な差別化を狙っていると考えられる。同業界においてロッテリアの置かれている環境は厳しい。リサーチ会社、ソフトブレーン・フィールドが実施したアンケート「~ファーストフードチェーンの5700人アンケート~よく行くファーストフードチェーン」によれば、ロッテリアは競合他社に水をあけられ6位(8%)と苦戦。今回のチョコバーガーが話題を呼ぶことで、シェア拡大を図りたいという同社の思惑がうかがえる。

●気になるお味は?

 そして気になるチョコバーガーのお味だが、実際に購入したという20代男性は、「ハンバーガーとしては珍しい味の組み合わせなので、食べる前は『あまり美味しくないのでは』と期待していなかったが、実際に食べてみるとマスタードも辛過ぎずにほのかな甘みがあり、それがうまくチョコとバンズにマッチして美味しい。『こういう味もあるんだな』と新たな味を発見できた感じがした。またチキンがジューシーで食べ応えがあるのもありがたい」と好感触を示した。

 また、30代女性は、「意外にもチキンにチョコが合い、普段からチョコとお肉が好きなので、一緒に味わえてとても得した気分になれた。期間限定ではなくレギュラーメニュー化してほしい。また、バレンタインデーにネタとして職場の男性陣に配ると面白いかもしれない」と違った楽しみ方も示した。

 一方、「やはりハンバーガーにチョコは無理があるように感じた」(30代男性)との声も聞かれ、消費者の好き嫌いがはっきりと分かれる商品になりそうだ。

 果たして今回のチョコバーガーがロッテリアにとって新規顧客層開拓、そしてシェア拡大の突破口となるか? 今後の動向が気になるところである。

 ロッテリアは1972年2月に設立され、同年9月第1号店がオープン。90年代から経営難となり、2006年に企業再生会社と資本提携した。日本国内では約500店舗、海外では約1,100店舗を展開している(13年10月末現在)。
(文=成田男/フリーライター)