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鮫肌文殊と山名宏和、と林賢一の「だから直接聞いてみた」 for ビジネス

コンビニのトイレ、なぜ貸してくれる店とNGの店が混在?セブンさんに聞いてみた

文=林 賢一

担当者 それはあのー、古い店舗、建物の中には、お客様向けのトイレのご用意がないということは話に聞いたことがあるのですが、そういったお店が何店あるかまではちょっと、把握していないものですから。また、トイレはあるのですが、従業員専用というお店があるということも聞いております。

–あともう1つお聞きしたいのですが、トイレに「従業員に一声かけてください」という張り紙のあるお店と、「ご自由にご利用ください」というお店がありますが、なぜ違うのですか?

担当者 これは先ほどの事情にも少し通じる部分もあるのですが、セブン-イレブンと申しますのは、いわゆるフランチャイズでございまして、元酒屋さんや元食品店など、それぞれ異なります。こうしたフランチャイズの店舗は、改装して契約期間に営業していただいておりますので、それぞれ独立した事業主が経営しております。その経営者の判断で「一声かけてほしい」というお店もあれば「ご自由にご利用ください」というお店もございます。

 つまり、要は「店舗ごとの経営者の判断」ということらしいが、ここでふと思い出したことがある。以前、当連載において「コンビニで、雑誌を読めないようにするシールを貼っている店舗とそうでない店舗があるのはなぜですか?」という疑問をコンビニチェーンに質問した時の答えも「店の経営者の判断」だったことを。
 
 この2つから導き出せるのは、「コンビニ経営者は、そこそこ任されることが多い」という結論だ。今回は、そんな着地点になってしまったが、筆者としては「トイレを貸してくれて、雑誌が読める店舗」に100点満点をつけたい気持ちである。
(文=酒平民 林賢一/放送作家、脚本)

林 賢一

林 賢一

1979年、五反田生まれ。脚本、構成。学生時代から古舘プロジェクトで修業。参加作品は、『トーキングフルーツ』(フジテレビ・火曜深夜24時25分~)、ドラマ『恋とか愛とか(仮)』(広島ホームテレビ・木曜深夜24時15分~)、舞台『古舘伊知郎トーキングブルース2014』、アニメ『脇役目線』(WOWOW)など。映画監督・入江悠と仲間たちによる映画メルマガ【僕らのモテるための映画聖典】で「映画のカット数を数える」という無謀な企画を連載中。

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