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ソチ五輪女子フィギュア判定騒動、再審判に賛成?反対?根強い公平さへの懐疑

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「Sports Graphic Number」(文藝春秋/2月13日号)
 2月24日(日本時間)に閉幕したソチ冬季五輪フィギュアスケート女子シングル決勝が物議を醸している。優勝候補だった韓国のキム・ヨナはノーミスにもかかわらず銀メダルとなる一方、地元ロシアのアデリナ・ソトニコワが金メダルを獲得。この審判判定を不服とする韓国内では再審査と調査を求める動きが強まり、判定の公平性を疑問視する専門家やメディアの指摘が世界的な広がりを見せている。

 一連の騒動は日本においても大きな関心を呼んでいるが、人々は再審査の是非についてどのように考えているのだろうか。そこで今回は、インターネット調査最大手・マクロミル の協力の下、全国の1,000人にアンケートを実施した。その調査結果から本音を見てみよう。

■調査期間:2014年2月27日(木)~28日(金)
■調査方法:インターネット調査
■調査対象:マクロミルモニター会員 計1,000人
(20代~60代の各年代層100人ずつ)

<調査結果>
Q.ソチ冬季五輪フィギュアスケート女子シングルの審判判定について、調査と再審査を求める動きが世界的に広がっていますが、あなたは再審査に賛成ですか?反対ですか?

・再審査に賛成 21.0%
・再審査に反対 47.5%
・その他 31.5%

<解説>
 調査結果を見ると世代の違いによる多少の差はあるが、各年齢層で男女とも再審査反対派が賛成派を上回っている。全体で見ても賛成が21%、反対は47.5%だったが、ここで気になるのは「その他」と答えた人数だ。

 例えば20代男性では100人中36人を占めており、3割以上が賛成も反対もしないというかなり微妙な数値だった。この傾向はすべての年齢層に当てはまるもので、実に31.5%という高い割合となっている。これは賛成を10%以上も上回っており、無視できるレベルとはいえないだろう。

(1)再審査に賛成派(21.0%)

 賛成派では判定そのものが不公平という意見が多かった。理由としては「両者の差が素人から見ても明らか」というものから、「最近のジャッジには不正が多い」「審査が匿名で行われている」、さらには「開催国に有利な判定でおかしいと思った」など、判定の方法や社会的な背景に疑いの目を向ける人もいた。

(2)再審査に反対派(47.5%)

 次に再審査反対派の回答理由で大多数を占めたのが、「下された判定には従うべき」とするもの。つまり、どんな結果だろうと決定事項という捉え方だ。ほかにも「妥当だと思う」や「もう終わったこと」などに加えて、「決まった判定は覆らない」「やり出したらキリがなくなる」という意見が目立つ。中には「やり直すことで審査の信頼性が損なわれる」といった「前例をつくるべきではない」とする声も多かった。スポーツの世界は潔くというのが反対派の骨子のようだ。