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新入社員とその上司が心すべき3つのポイントとは?経済評論家・山崎元が伝授

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「Thinkstock」より
(文=山崎元/楽天証券経済研究所客員研究員、マイベンチマーク代表)

 今週火曜日(4月1日)には、多くのオフィスに新入社員がやって来る。読者の中にも入社予定の方がおられようし、たぶん、それよりも多くの方が、新入社員を迎える側の立場におられるだろう。

 新入社員は、入社一年の間に次の3つができれば合格だと筆者は思っている。

(1)遅刻しないこと
(2)挨拶ができること
(3)借金しないこと

(1)遅刻をしないこと

 時間管理の巧拙はビジネスマン人生全体のパフォーマンスを左右する大問題だが、まずは、たぶん不規則だったはずの学生時代の習慣を脱して、毎日の時間にリズムをつくることが肝心だ。出社及びビジネスのアポイントメントに「絶対に」遅れないことができるなら、今後、まずまず務まる社員になれるはずだ。先輩社員の最低限の目標は、新人を「時間までには必ず来る人間」に育てることである。

(2)挨拶ができること

 誰に対しても気持ちのよい挨拶が、自分の側からきちんとできるようになることも重要だ。近年のオフィスでの挨拶事情に関して思うのだが、バカの一つ覚えのように「お疲れ様」と言い合うのはいかがなものか。

「お疲れ様」は、時間を問わないし、目上の相手にも使える便利で無難な挨拶だということになっているらしい。しかし、まだ日の高いうちからそんなに「疲れて」いるものだろうか。言われた側は、「そんなに俺は疲れて見えるか」という気分になるし、個人的な意見だが、仕事であっても「疲れる」ことは「様」を付けるほど偉いことではない。疲れないで仕事をするほうが、よほど偉い。「お疲れ様」は、本当に根を詰めた仕事を終えた相手に対する、ねぎらいの言葉として取っておきたい。朝、昼、晩、それぞれの時間に、相手に合った挨拶ができるくらいに気が利かなくてどうする。

 新人側では、入社したらすぐに座席表を手に入れて、周囲の人の名前を覚えよう。「知らない人」を早く減らすと、ストレスも減る。名前を呼んで話しかけると、早く相手と親しくなれるし、名前覚えのいい新人は高評価されやすい。

(3)借金しないこと

 適当なペースでのお金の使い方を覚えることも大事だ。新人の借金は、指導社員の大きな心配事の一つだ。

 適当な支出ペースを早く体感するには、あえて現金主義をお勧めする。月に2回、月間支出予定額の半分ずつATMで預金を下ろす。月前半で足りなくなるようなら、使い過ぎなので、後半で調整する。カードはなるべく使わないほうがいい。特に、リボルビング払いは小さいけれども高利の借金だ。男女を問わず、買い物をリボ払いで済ませる相手とは結婚しないほうがいい。常識的金銭感覚がない人物と一緒になると苦労する。