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LINE、“安価な”電話サービス参入の真の狙いとは?広い顧客囲い込みの起爆剤に

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LINE HP」より
 最近はメッセンジャーアプリ関連の話題がとても多い。楽天が「Viber」を買収し、フェイスブックも「WhatsApp」を買収するなど、この分野での勢力図が大きく変わろうとしている。それは、この分野が急速な成長を続けており、将来性も豊かであると見込んでいることの表れである。

 では、なぜ、この分野に多くの企業が注力するのかといえば、コミュニケーションは多くの人にとって必要不可欠なものであり、これをキーとしたさまざまなビジネスの展開が期待できるからだ。

 世界的な視野で見ると、現時点では、それぞれの地域ごとにポピュラーなメッセンジャーアプリは異なる。例えば、中国では「WeChat」、韓国では「カカオトーク」が非常にポピュラーだ。「LINE」は、日本をはじめとしてアジア全体で広く人気がある。そして、「WhatsApp」は西ヨーロッパに特に強く、「Viber」はヨーロッパ全体に会員を抱えているほか、最近は新興国でもシェアを伸ばしている。

 それぞれに得意なエリアがあるとはいえ、互いに他のエリアへ進出するタイミングはうかがっているだろう。

 先進国ではスマートフォン(スマホ)と共にメッセンジャーアプリの普及が進み、簡単に乗り換えはされないと考えられるのに対して、これから市場が広がる新興国エリアは、プロモーション次第で大きくシェアを伸ばすことができる可能性があるため、市場確保に向けて激戦となることが予想される。現在、行われている買収などの背景には、さまざまな思惑が交錯しているだろう。

●LINEの収益モデル

 さて、そんなメッセンジャーアプリのマネタイズ【編註:収益事業化】で、最も成功している例としては「LINE」が挙げられるだろう。「LINE」は、チャットの中で使える「スタンプ」や画面の「カスタマイズ」など、メッセージング部分をキャラクタービジネスとして展開している。さらにゲームや電子書籍、オンラインショッピングにまでビジネスを拡大し、一大プラットフォームを形成している。

豊富なキャラクタースタンプ