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“ダサい”池袋、なぜ人気&人口急増?おしゃれスポット続々、集客力や行政努力も奏功

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池袋駅東口周辺(「Wikipedia」より/Pyzhou)
「地味で垢抜けない」というイメージを持たれがちだった街、池袋の人気が最近急上昇している。リクルート住まいカンパニーの「2014年 みんなが選んだ住みたい街ランキング関東版」では、池袋が昨年の13位から一気に順位を上げ、吉祥寺、恵比寿に次いで3位にランクイン。不動産・住宅情報の総合サイト「HOME'S」が賃貸物件の問い合わせ数を駅ごとに集計したランキングでも、三軒茶屋や吉祥寺などの街を抑えて池袋が関東エリアで1位になっている。また、住民の数も急増中で、05年から10年代にかけての人口の増加率は都内第2位の13.61%。街の人気とともに店舗の賃料も急上昇しており、池袋の募集賃料は現在1坪当たり1カ月で約2万9,000円と昨年から16%もアップ、これは渋谷の約2万6,000円よりも上だという。

 しかし、以前の池袋は人気ランキングで上位に入るような街ではなかったはず。実際、情報誌「東京ウォーカー」(KADOKAWA)の「2010年 住みたい街ランキング」を見ると、池袋はベスト10にすら入っておらず、住友不動産や東急不動産など大手デベロッパー7社が共同運営するサイト「MAJOR7 」の「2011年 住んでみたい街アンケート」でも、池袋は20位以下という人気のなさ。新宿、渋谷とともに「副都心」と呼ばれ、1日当たりの乗降数は260万人以上と、世界有数のターミナル駅にもかかわらず、街そのものの人気はけっして高くなかったのだ。

 その池袋がここ最近、なぜ人気になっているのか。

 理由のひとつは「若い女性の増加」にあるという。池袋ではここ数年、「Esola池袋」「Echika池袋」「ルミネ池袋」といったおしゃれな商業施設が続々とオープンしており、この秋にも地上8階建ての「WACCA」がオープンする予定。コスメやファッション、日本ではまだ知られていない韓国料理の店や日本初の純正無添加コラーゲンスープ店、ルームウェア専門店など、いずれの商業施設も若い女性をターゲットにしているのが特徴で、こうした店が増えたことが人気上昇の一因ともいわれている。

 こうした変化の象徴が、大型商業施設「サンシャイン60」近くの交差点から東池袋三丁目の交差点までの一帯、通称「乙女ロード」だ。ここにはアニメグッズ、コスプレ、同人誌の専門店、“イケメン男性”が給仕してくれる執事喫茶などが密集し、「腐女子の聖地」とも呼ばれる。もちろん、利用者のほとんどが若い女性たち。いつのまにか池袋は、ファッションビルで女子力を高めるおしゃれな女の子で賑わうとともに、“オタク文化の聖地”と呼ばれる秋葉原にも似た人気を集めつつある街になっているのである。

「池袋には西武と東武の2つのデパートがあり、駅周辺にはサンシャイン60をはじめ、パルコや丸井、ビックカメラなどの大型店舗があります。東武百貨店の食品売り場の面積は日本一で、アート系蔵書で知られるジュンク堂書店やリブロ、旭屋書店など、有名書店も多い。もともと若い女性の集客力では渋谷以上といわれていたんです」(地元の不動産業者)