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経済同友会次期代表幹事選び、終盤迎え本格化 複数候補者で依然、流動的状況

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「経済同友会 公式サイト」より
 経済同友会の長谷川閑史・代表幹事は、2015年4月に任期満了を迎える。後任については副代表幹事の中から選考中だが、長谷川氏は「同友会内に設ける役員等候補選考委員会で年内には結論を出す。実績があり発信力がある候補者はたくさんいる。人選には困らないが、変革をリードして個性がある人がいい。年齢は60歳代。50歳代ももちろんいい」と語っている。また、所属企業の業種は「特にない。個人の力量とリーダーシップがすべてだ」としている。

 本命候補は小林喜光・三菱ケミカルホールディングス社長とみられている。1946年11月18日生まれの67歳で、対抗は新浪剛史ローソン会長。新浪氏は55歳であり、「50代でももちろんいい」という条件にもかなっている。

 4月28日付日本経済新聞夕刊に寄せた記事(『あすへの話題』)で小林氏は、「情報が動き回るだけでなく何かでつながるようにもなり、ハイパー・コネクティッドな状態になった」「アスリートが『心技体』と言うように、企業はサステナビリティ、テクノロジー、マネーの3要素でバランスを取らなくてはならない」と持論を展開している。小林氏には日頃からこうした発言が多くみられ、財界からは小林氏を「評論家」と評する声も多い。

 後任候補の人選は、長谷川氏ら13人の役員で構成する選考委員会で行う。本年度から2回目の副代表に就任した金丸恭文フューチャーアーキテクト会長兼社長が、次期代表幹事候補に浮上しているとの見方もある。金丸氏は経済同友会の存在意義を見直す「同友会の将来ビジョンを考えるPT(プロジェクトチーム)」の委員長に就任。安倍晋三首相や長谷川氏とも良好な関係だ。

 もう1人の候補は、建材・住宅設備機器の最大手、LIXILグループの藤森義明社長兼CEO。藤森氏は米ゼネラル・エレクトリック(GE)での経歴が長い国際派だ。日商岩井(現・双日)からGEに転じ、同社副社長を経て、LIXILのトップに迎えられた。日本では数少ない「プロフェッショナルCEO」といわれている。

 このほかにも、現役の副代表幹事ではなく、副代表幹事OBの中から選ぶという選択肢も囁かれているが、代表幹事選びは、これから終盤を迎え本格化する。
(文=編集部)