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即戦力採用時代突入 大学時代に何を成すべき?入社してはいけない企業の見抜き方

文=城繁幸/人事コンサルタント
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 当たり前の話ですが、出身高校でポテンシャルをチェックするという行為は、明らかに終身雇用カルチャーの一端です。所詮、大学名というポテンシャル指標を補強するための行為でしかありません。

 日本企業の中でも、先見の明があってグローバル志向で脱・終身雇用年功序列を打ち出す企業が出始めている中、「君の高校名は聞いたことないけど、ひょっとして受験してない?」などと、人事部長がねちねち聞いてくる企業に入ったところで、何もいいことありません。

 その手の企業の人事部長は、変化のトレンドがまったく見えておらず、したがって社内の人事制度は旧態依然の終身雇用・年功序列制度であり、若者がこれから人生を投資する先としては不適格でしょう。高校名を追究されたり、推薦入試かどうかを質問されたりしたら、こう返してください。

「重要なのは、大学4年間で何を成したか、これから何ができるかだと考えており、私はその点について自信があります。それでも高校名のほうが重要だとお考えなら、御社の人事制度はとても特殊なもののようですね。ぜひとも高校名が重要となる理由についてご解説いただけますか?」

 それで「こいつはすごい」と評価されるならよし、落とされたらそんな企業はとっとと忘れて別の企業を受けましょう。
(文=城繁幸/人事コンサルタント)

※本稿は、城繁幸氏のメルマガ「『サラリーマン・キャリアナビ』★出世と喧嘩の正しい作法」から抜粋・編集したコンテンツです。

【筆者プロフィール】

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●城 繁幸:人事コンサルティング「Joe’s Labo」代表取締役。1973年生まれ。東京大学法学部卒業後、富士通入社。2004年独立。人事制度、採用等の各種雇用問題において、「若者の視点」を取り入れたユニークな意見を各種メディアで発信中。代表作『若者はなぜ3年で辞めるのか?』『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか-アウトサイダーの時代』『7割は課長にさえなれません 終身雇用の幻想』等。
ビジスパにて、メルマガ「『サラリーマン・キャリアナビ』★出世と喧嘩の正しい作法」を配信中。
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