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藤原実「気になりませんか?」

資金の借り手と貸し手を結ぶ新たな仕組み、ソーシャルレンディングとは?利点とリスク

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ソーシャルレンディング「maneo」のHPより
 あなたが何か事業をしていて借り入れをする必要に迫られたら、どういうところに借金をお願いするでしょうか? まずは自分の親兄弟に頼もう、と考える人は多いかもしれません。もしくは、親兄弟には頼めないから、手っ取り早くカードローンなどでこの場をしのごう、と考える人もいるかもしれません。

 もちろん、事業における設備投資などの運転資金ならば、まずは銀行借り入れを考えるのが一番多いケースですが、銀行が使えない理由があり、やむを得ず事業者ローンや土地担保ローンを使うケースもあるかもしれません。お金のことになると、なぜか冷静さを失って高金利のとんでもない相手から借りてしまう人もいますので、冷静な判断が必要です。

 さて、個人であれ企業であれ、こういう従来型の方法で借り入れる以外には、どのような資金調達の方法があるのでしょうか?

 エンジェル、ベンチャーキャピタルから出資を受けるという方法もありますが、今回は省きます。また、すでに事業を運営しているのなら、売掛金を担保にしたり、在庫を担保にして借りるという方法もあります。しかし、銀行と交渉したり、多数の書類や事業計画を作成する必要があり、そう簡単ではありません。

 では、例えばインターネット上で申し込みや書類のやりとりができるような、もっと簡単な方法はないでしょうか?

クラウドファンディング

 最近よく「クラウドファンディング」という言葉を耳にします。簡単に要約すると、
インターネットを通じて不特定多数の人々に比較的少額の資金提供を呼びかけ、一定額が集まった時点でプロジェクトが実行されるという仕組みです。「こんな面白いプロジェクトがある」という話が、FacebookやTwitterなどで広まることにより、より多くの賛同者を集めることができます。

 アメリカでは「Kickstarter」というサービスが有名です。日本でも、多数のクラウドファンディングサービスが登場しており、「READY FOR」や「CAMPFIRE」といったサービスが人気です。さらに、アート専門、スポーツ専門、ガジェット専門など、特化型のクラウドファンディングサービスも出てきています

●人気が出ないとダメ?

 とはいえ、これらは調達額が一定金額に達しないとプロジェクトが実行されず、「どうしても今、資金を調達しなければ」という状況の時に、調達できない可能性もあります。新規プロジェクトであればよいかもしれませんが、すでに運営されている事業については不安定で使いにくい部分があります。実際、クラウドファンディングの案件の多くは、新規プロジェクトになっています。多くの人の目に留まり、面白がってもらったり、興味を持ってもらうために「新規性」は重要です。