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イヤフォン、秘かにブーム?数万円の高品質、耳栓効果…スマホ普及で商品多様化

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シュア・高遮音性イヤフォン「シュア・ジャパン HP」より
 スマートフォン(スマホ)の普及と共に、外出中に音楽を楽しむ人が増えてきているという。いつの時代も若者はお気に入りの音楽を詰め込んだ携帯プレイヤーを持ち歩いていたものだが、最近は年齢層に関係なく、いつでもどこでも音楽を楽しむようになってきているのだ。

 以前のように、わざわざ音楽を聴くためのプレイヤーを用意しなくとも、常に持ち歩いているスマホに音楽再生機能が備わっているので、気軽に利用するようになったという人も多いかもしれない。さらに、ハイレゾリューション(ハイレゾ)と呼ばれる高音質なデジタル音源が一般化し始めたこともあり、音質にこだわる人でも満足のいく音楽を外出中に楽しめるようになってきた。

 そこでにわかに注目され始めたのが、高額・高品質なイヤフォンだ。スマホ等に付属されているもの、100円均一ショップで販売されているものもあるが、最近は数万円の製品を購入する人も少なくない。

 2013年前後から世界的にもイヤフォンの市場が大きく伸びるだろうとの予測が各所から発表されるなど、活発な様子がうかがえる。

●イヤフォンにこだわりを持つ人が増えている?

 2013年11月にIT専用ニュースサイト・インターネットコムとインターネットリサーチ会社・gooリサーチ(現NTTコム リサーチ)が発表した「『イヤホン/ヘッドフォン』に関する調査」によると、購入したイヤフォンやヘッドフォンの価格帯として最も多かったのは「1000円以上3000円未満」で、37.8%を占めた。

 この結果だけを見ると、「やはり手頃な価格の製品が使われているのではないか」と考えられるのだが、他の価格帯に対する回答が興味深い。「1000円未満」が18.4%、「購入したものではない」が20.9%となっており、約4割が音質にこだわっていないユーザーであることがわかる。前述の手頃な価格帯のものを購入している人と合わせると、あまり音質を重視していないと考えられるユーザーは77.1%に上るといえる。

 同時期に行われたマーケティングリサーチ会社・リビジェンによる調査でも、48.3%がスマホで音楽を聴く時には付属のイヤフォンをそのまま利用していると回答していることから、全体の半分近くはあまり音質にこだわっていない様子がうかがえる。

 しかし裏返してみると、残りの層はそれなりの価格のものを選択しているわけだ。特に1万円以上のイヤフォンとしては高額ともいえる製品を購入したユーザーは19.5%にも上る。

 選択する際の基準としては、「価格」が67.1%、「音質」が60.0%(複数回答)と、かなり近い数値となっていることから、この2つのバランスを見ながら選んでいる実態が浮かび上がる。「携帯用の音源には、たいした音質は期待できない」といった考え方が以前は多かったようだが、家電量販店でイヤフォンが大きな売り場面積を占めるようになった今、音質にこだわってイヤフォンを選択する人も増えてきているのだろう。