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エイベックス、松浦社長の報酬4億、2億以上も続出 1億以上の役員が商社と証券で増加

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伊藤忠商事 東京本社(「Wikipedia」より/Kakidai)
 東京商工リサーチは3月決算会社の定時株主総会ピークを迎えた6月27日に、1億円以上の役員報酬ランキングをまとめた。その中から今回は、非製造業の大手企業経営者の役員報酬を見てみよう。グローバル展開している総合商社と証券の2業種で1億円プレーヤーが増加した。

 商社では、三菱商事が前年同期の6人から8人、三井物産が4人から8人、伊藤忠商事が4人から6人に、それぞれ増えた。伊藤忠商事の岡藤正広社長(2億5900万円)と小林栄三会長(2億3600万円)が業界1、2位を独占し、岡藤社長は2年連続のトップとなった。

 証券では、野村ホールディングス(HD)が5人から7人、大和証券グループ本社が5人から6人に増えた。トップは野村HDの永井浩二社長(2億9600万円)。前年同期の1.85倍となり、昨年トップだった大和証券グループの日比野隆司社長(2億9100万円)を抜いた。

 銀行は下克上の展開となった。スルガ銀行の岡野光喜社長(1億9400万円)と岡野喜之助副社長(1億5600万円)がメガバンクのトップたちに差をつけ、1、2位を独占した。

 スルガ銀行は静岡県沼津市に本店を置く「岡野家の銀行」。代々、頭取・社長は岡野一族で占められている。5代目の光喜氏は創業者の曾孫。「普通の会社は社長なのに、どうして銀行だけが違うの? と子供に聞かれても返答に困る。銀行はサービス業なのだから社長でいい」と、頭取から社長に呼称を変えたユニークな人物である。喜之助副社長は実弟だ。

 成長が期待されている動画配信サービスの分野では、スマートフォンの普及でさらに勢いを増した。NTTドコモ、ソフトバンクの両社とそれぞれ合弁会社を設立し、スマホ向けの映像を配信しているエイベックス・グループ・ホールディングスは、松浦勝人社長(4億6100万円)をはじめ、ランクインした4人全員が2億円以上の役員報酬を得た。

 小売業は2月決算が主力なので役員報酬開示企業は13社、15人にとどまる。建設業は2社、不動産業は4社、電力・ガス業はゼロだった。

●1億円以上の役員報酬ランキング(非製造業)

※以下、社名、役員氏名、報酬総額(前年同期報酬額。「――」は開示なし)
【総合商社】
(1)伊藤忠商事、岡藤正広、2億5900万円(2億3500万円)
(2)伊藤忠商事、小林栄三、2億3600万円(2億1200万円)
(3)三菱商事、小林健、2億3100万円(2億2600万円)
(4)三菱商事、小島順彦、2億700万円(1億9700万円)
(5)三井物産、飯島彰己、1億9300万円(1億5900万円)

【家電量販店】
(1)ヤマダ電機、山田昇、2億4300万円(2億6100万円)
(2)エディオン、久保允誉、1億8500万円(1億6900万円)
(3)ヤマダ電機、一宮忠男、1億6400万円(1億8100万円)