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がん保険が不要である合理的理由?公的保険でカバー 本当に検討に値する保険とは?

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●がん保険は不要

 また、ほとんど日本だけの保険もある。それは「がん保険」だ。

「これまでに類を見ない日本の大型ヒット保険商品だが、驚くことに『がん保険』は欧米ではほとんど売られていない。(略)がんの治療費用は医療保険でカバーされるので、がんという特定の病気だけを保障する保険はそもそも不要だと考えるからだ」(同)

 特集記事『インタビュー がん専門医・近藤誠 がん専門医に保険はどう映るか』でも、慶應義塾大学医学部元講師の近藤誠氏はがん保険不要説を説く。

「ほとんどが公的保険と高額療養費制度でカバーできるからね。カバーされないものは大体無駄なもの。だから保険料を毎月ずっと払っていくよりは、一定程度貯めておいたほうが得だと思うけどね」と近藤氏は語り、「普通の保険診療で十分だから、民間のがん保険に入る必要は特にないよね。預貯金が100万円ない人は少ないだろうし、大体(がんもどきでない転移性の本物の)がんにならない可能性のほうが高いわけだから」とアドバイスする。

 つまり経済合理性から判断すれば、がん保険はいらないということになる。

 特集では『割安保険に乗り換えるなら!』という保険商品比較のページもある。保険を経済合理性で判断したい人には一読の価値ありだろう。
(文=松井克明/CFP)