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ASKAら人気歌手の麻薬逮捕多発、JASRAC商法が原因?巨額印税につけ入る売人

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CD『12』(ユニバーサル・シグマ/ASKA)
 9月9日、覚せい剤取締法違反の罪に問われている人気男性デュオCHAGE and ASKA のASKA(本名・宮崎重明)被告の知人で、ASKA逮捕時に一緒にいたとされる栩内香澄美被告の公判が東京地裁で開かれた。公判で栩内被告は、ASKAが栩内被告に対し覚せい剤を使用したなどと証言し、公判の様子はメディアでこぞって大きく報じられている。

 そのASKAの初公判は、すでに8月28日に行われたが、公判で検察側は「被告は1994年ごろにイギリスでMDMAを使用し、2010年以降は密売人から覚せい剤を購入して繰り返し使用していた」と指摘。CHAGE and ASKAは91年に『SAY YES』が大ヒット以降、『LOVE SONG』『YAH YAH YAH/夢の番人』『めぐり逢い』などのシングルCDが4年連続でオリコンチャート1位に輝いていた。その絶頂期に、イギリスでMDMAを使ったということになる。
 
 ASKAに限らず、過去に違法薬物所持・使用による逮捕者を見ると歌手の名前が目立つが、その理由について業界関係者が話す。

「作詞作曲ができてヒット曲を持つ歌手は、違法薬物の販売元に狙われやすくなります。仮に作詞作曲をしていなくても、一時代を築いた歌手であればかなりの歌唱印税が入ってきます。自身の曲がテレビやラジオで使われたり、カラオケで歌われたりすれば、何もしなくても、音楽の著作権を管理する団体である日本音楽著作権協会(JASRAC)からお金が入ってくるシステムになっていますからね。特にASKAは90年代のCDバブル全盛の時代に数多くのミリオンヒットを飛ばし、80年代後半には人気ジャニーズアイドル・光GENJIの作詞作曲も担当し、かなりの印税を手にしています。これだけで一生暮らしていけるほどのお金を手にしていると思われます」

●売人と買う側の要求が一致


 同関係者が指摘するように、多くの歌手が違法薬物に手を染める遠因には、このJASRACシステムがあるのであろうか。90年代後半からCHAGE and ASKAの活動は縮小傾向となり、シングルやアルバムのリリース間隔は長くなっていった。ASKAが「密売人から覚せい剤を購入し、繰り返し使用していた」と話す2010年以降、CHAGE and ASKAのデュオとしての活動は無期休止状態に突入。ASKAはソロとして配信限定シングルやアルバムを数枚発売したが、大きなヒットはしなかった。それでも、過去にヒット曲を量産していたASKAは、金銭面でも安定的な印税が入ってきていたのだ。

「そこに、違法薬物の売人がつけ込むわけです。売り手側からすれば、1度だけ売っても仕方がない。最初は安価で売って、徐々に値をつり上げていくわけです。そのため、恒常的に多額の収入がある人間でなければ買えません。通常のタレントは浮き沈みが激しく収入が安定しない。一方、過去に数多くのヒット曲を作詞作曲した歌手は、収入が途切れないため狙われやすいのです。歌手のほうは曲をつくる上でハイテンションになりたい。そこで売り手と買い手の要求が一致してしまうのです」(同関係者)

 多額のお金が入れば、寄り付く人物も増えてくる。そこにつけ込まれてしまったASKAは、やはり弱かったということなのだろうか。  
(文=編集部)