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『ハイスコアガール』問題に怯むな! 勇気あるギリギリのパロディマンガ登場

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【本と雑誌のニュースサイトリテラより】

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『名勝負数え唄』(モンキー・チョップ/双葉社)

 せちがらい世の中になったものである。他でもない、押切蓮介氏の人気マンガ『ハイスコアガール』がゲームのキャラクターを無断使用したと告発された問題だ。ゲームの販売元・SNKプレイモアが出版元であるスクウェア・エニックスを刑事告訴。同社には大阪府警のガサ入れが入ったという。

『ハイスコアガール』は一応、若者たちの青春群像を、実在のゲームとシンクロさせながら描いている作品。著作権法上、引用が許される範囲内にとどまっている可能性が高い。それなのに、警察が刑事告発にガサ入れまでするというのは何かウラでもあるんじゃないのか、と疑わしい気持ちになる。

 しかし事件の裏側はともかくとして、心配なのは、マンガ界への影響だ。というのも、こういう他の作品のキャラをパロディにしたり、オマージュとして引用したりするのは、マンガ界でひとつの文化として定着してきたからだ。商業マンガでも『さよなら絶望先生』(久米田康治/講談社)や『ケロロ軍曹』(吉崎観音/角川書店)、『銀魂』(空知英秋/集英社)、『幕張』(木多康昭/集英社)、『太臓もて王サーガ』(大亜門/集英社)などなど、他のマンガをパロッたり、ギャグにしている作品は数多く存在する。そういうマンガを豊かにする文化が今回のことで、自主規制されてしまうのではないか、そんな懸念が頭をもたげてくるのだ。