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巨人、CSのカギ握る澤村の不安な“阿部アレルギー”?成績を大きく左右する意外な要素?

文=編集部
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巨人、CSのカギ握る澤村の不安な“阿部アレルギー”?成績を大きく左右する意外な要素?の画像1読売ジャイアンツ・澤村拓一(「Wikipedia」より/STB-1)
 今年、プロ野球・セントラルリーグのペナントレースで3連覇を達成し、2年ぶりの日本一奪還を目指す読売ジャイアンツ(以下、巨人)。しかし、右のエース・菅野智之が故障し、クライマックスシリーズ(以下、CS)以降の登板が絶望的になった。先発の柱が1枚欠ける緊急事態に、その穴を埋める存在として澤村拓一への期待が高まっている。

 今季の澤村は故障で出遅れ、7月6日の中日ドラゴンズ戦にようやく初登板。先発として8回を投げ、1失点で勝ち投手になったが、そこから3試合連続で勝てず、7月29日の横浜DeNAベイスターズ戦では、3つの暴投などで5回途中7失点と炎上し、2軍に落とされることになった。しかし、8月下旬に1軍復帰してからは4勝負けなしと調子を取り戻し、CSでは先発の一角を任されそうだ。

 そんな澤村の調子は、バッテリーを組む相手と大きな関係がある。

 7月の澤村は、4試合で1勝3敗。1勝はルーキーの小林誠司が、3敗はすべて阿部慎之助が捕手として先発出場した試合である。8月の復帰初戦は實松一成とバッテリーを組み、6回途中4失点でノックアウトされる。だが、翌週の阪神戦では小林とのコンビで今季初完封を飾る。それ以降、澤村が投げる試合の捕手には小林が定着した。

 10月4日の本拠地最終戦、澤村は6回からマウンドに上がる。すると、先発捕手だった阿部は一塁に回り、小林が捕手として登場。澤村は内角にストレートをズバズバと決めるなど最終回まで投げ切り、DeNA打線をわずか1安打に抑えて5勝目を挙げた。

小林が澤村の救世主?

 要するに、阿部とは呼吸が合わないが、小林との相性は抜群なのだ。それは数字にもハッキリと表れている。今季、澤村がバッテリーを組んだ捕手別の成績を出すと、以下のようになる。

【澤村の捕手別成績】

※以下、捕手名:登板数/投球回/自責点/防御率/勝敗

阿部慎之助:3試合/19回/15点/7.11/0勝3敗
實松一成:1試合/5回3分の2/4点/6.43/0勝0敗
小林誠司:8試合/48回/11点/2.06/5勝0敗

通算:12試合/72回3分の2/30点/3.72/5勝3敗

 小林と組んだ試合だけは結果を残せているのだ。澤村にとって阿部は中央大学の先輩であり、巨人のキャプテンでもある。偉大な先輩相手には投げづらいのかもしれない。

 そんな澤村の“阿部アレルギー”が生まれるきっかけになったと思われる出来事が一昨年、北海道日本ハムファイターズとの日本シリーズ第2戦で起こった。1回表、サインを見落とした澤村に対し、東京ドームの大観衆が見守る中で阿部がポカリと頭を叩いたのだ。澤村はこの試合こそ8回無失点と好投した。しかし、昨年は5勝止まり。入団以来2年連続で2ケタ勝利を挙げていた当時の面影が消え、今年も前半は伸び悩んだ。

 しかし、そこに救世主のようにルーキー・小林が現れ、ここにきて本来の姿が戻りつつある。小林という新しい女房役を見つけた澤村がCSでも暴れるか、気になるところだ。
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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