ビジネスジャーナル > 企業ニュース > 日産、自社目標優先で約束反故?  > 2ページ目
NEW

日産と三菱自、蜜月関係に暗雲?日産、国内生産落ち込みと自社目標優先で“約束”反故か

文=編集部
【この記事のキーワード】, ,

 ところが、日産の14年度の国内生産台数が前年度比8.9%減の約91万台となり、1960年代以来初めて100万台を下回る見込みとなった。経営目標である「国内生産100万台の維持」が未達になる可能性が出てきたのだ。そこで、NMKVで共同開発している2車種をさらに増やし、一部を日産で引き受ければ国内生産台数100万台をクリアできると計算したわけだ。

 三菱自はこの動きに猛反発するが、三菱自は提携の解消まで踏み込むことはないとみられている。「三菱自としては生産台数が減ると経営への打撃があまりに大きい。何がなんでも国内生産100万台を達成したい日産に押し切られて、生産の一部を日産に譲らざるを得ないのではないか」(外資系証券会社の自動車担当アナリスト)。しかし、日産のこうした強引なやり方が、今後の両社の関係に大きな禍根を残すことになりかねないだろう。
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

Business Journal

企業・業界・経済・IT・社会・政治・マネー・ヘルスライフ・キャリア・エンタメなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト

Twitter: @biz_journal

Facebook: @biz.journal.cyzo

Instagram: @businessjournal3

ニュースサイト「Business Journal」

日産と三菱自、蜜月関係に暗雲?日産、国内生産落ち込みと自社目標優先で“約束”反故かのページです。ビジネスジャーナルは、企業、, , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!