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ハイサワー、3代目女社長が牽引する積極経営 異色のコラボ、大胆営業で話題創出

文=編集部
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 そして08年、創業80周年の年に長女・秀子氏が3代目の社長に就任した。この田中現社長は、快活でエネルギッシュなことでも知られている。短大卒業後、博水社に入社したが、食品醸造の知識を身につけるため、東京農大に社会人入学した。社長就任後は自ら商品開発の先頭に立ち、次々に新商品を発表。一昨年に同社は酒類免許を取り昨年2月、ついに缶入りチューハイハイサワー缶」の販売にこぎ着けた。

 認知度を高めるためのプロモーション活動、営業活動にも積極的。ハイサワーの特大ペットボトルを搭載した宣伝カーを走らせたり、NHKの朝の連続テレビ小説にあやかった商品を大手企業とコラボで販売するなど話題づくりに余念がない。その傍ら、自ら赤いエプロン姿で居酒屋を訪れてハイサワーの実演販売を行うなど、地道な営業活動も欠かさない。

 今回のコラボカフェの目玉、美尻カレンダーも田中社長の発案だった。

「『タモリ倶楽部』でハイサワーの特集をしていただき、弊社の倉庫でタモリさんも交えてみんなで和気あいあいと飲み比べをしました。それがきっかけで、翌年から制作を始め、2011年からは販売も始めました。14年度版は7000部を印刷するまでになりました。制作に当たっては、男性だけだと妙にエッチっぽくなるので、担当スタッフの多くは女性にしました。お酒がからむ会社なので、遊び心があってもいいんじゃないか。そんな思いもありましたね。それは今回のコラボカフェも同じです」(田中社長)

 学生時代は赤坂や六本木のジャズバーで歌った本格派で、今でも時折その美声を披露することがあるという。保健所に収容された犬や猫の里親探しのボランティアをライフワークとし、10年にはドイツ在住の音楽プロデューサー松尾由佳氏が作曲、田中社長が作詞したCD『まだ間にあうから』を発売し、売り上げの半分を寄付してきた(CD販売と寄付は14年9月で終了)。

 オタクとアイドル、そして外国人観光客の行き交う街・秋葉原を舞台にした異色のコラボ作戦は、果たしてどんな展開を見せるのだろうか。 
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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