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Coccoの歌声はなぜ“気迫”に満ちているのか 新作『プランC』と舞台活動から探る

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【リアルサウンドより】

 Coccoが、通算8枚目のアルバム『プランC』をリリースした。

 バレエ用語で「繋ぎ・間」を意味する言葉をタイトルに冠したミニアルバム『パ・ド・ブレ』を今年3月にリリースしたものの、フルアルバムとしては本作が約4年ぶりのリリースとなる。その間、Coccoは、エッセイ集や個展の開催、映画や舞台への出演と、その活動の幅を音楽だけでなくカルチャー全体に広げていた。その一方、ライブ活動はほとんど行わず、フェスへの出演やメディア露出などもかなり少なくなっていた。

 それでも、ニューアルバムを聴けば、Coccoの歌が持つ生来の“気迫”のようなものがありありと伝わってくる。聴き応えこそポップな仕上がりだが、声に宿る無類の力強さと繊細さは変わっていない。そして新作は、ここ数年の活動がきちんと結実した一枚にもなっている。

 そのキーポイントになっているのが、演技への挑戦だ。

 今年1月には主演をつとめた舞台『ジルゼの事情』が公開され、9月には好評につき規模を拡大して再演も行われた。Coccoにとっては初の舞台出演となったが、沖縄芝居の第一人者として知られる真喜志康忠を祖父に持つ彼女にとって、舞台俳優としての道はずっとイメージしていたものでもあったはずだ。

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