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今週末の競馬・チャンピオンズカップ、最多勝騎手&調教師のタイトル争いにも注目

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中京競馬場で初のダートG1レースが行われる

●秋のダート王決定戦に10頭のG1馬が集結


 衆議院選挙が公示され、政治の世界では熱い戦いが始まっているが、競馬界も熾烈な争いが繰り広げられている。

 日本中央競馬会(JRA)には、JRA賞と呼ばれる各部門の年間ナンバー1を決める賞がある。その中には、年度代表馬、最優秀ダート馬、最多勝利調教師、JRA最多勝利騎手などのタイトルがあるが、最も熱いのは最多勝利調教師と最多勝利騎手の争いだ。

 最多勝利調教師争いは、藤澤和雄調教師(茨城・美浦)が50勝、矢作芳人調教師(滋賀・栗東)も50勝とまったくの同数。昨年1位で現在3位の角居勝彦調教師(栗東)に5勝差を付けており、実質的にマッチレースとなっている。

 藤沢調教師は第150回天皇賞(秋)をスピルバーグで勝ち、一方の矢作調教師は11月29~30日の2日間で3勝を挙げて一気に差を詰めた。お互い勢いがあり、共に多くの有力馬を抱えているだけに最後までデッドヒートを繰り広げるだろう。

 また多勝利騎手は、現在1位が戸崎圭太騎手(美浦)で138勝。地方競馬からJRAに移籍して2年目だが安定した成績を残しており、残りの4週間でも多くの騎乗馬を集めるだろう。そして2位は2011、12年に最多勝を獲得している岩田康誠騎手(栗東)で130勝。岩田騎手も地方競馬出身の騎手で、今年はマイルチャンピオンシップなど多くの重賞で勝負強さを見せている。ちなみに3位の福永祐一騎手(栗東)は112勝と2人から離れているため、こちらも一騎打ちといえる。

 1位と2位には8勝差があるが、一日10レース以上騎乗するチャンスがあるため、まだまだ岩田騎手にも逆転のチャンスがある。戸崎騎手からすれば、逃げて第4コーナーを回るところを、岩田騎手が猛烈に追い込んできているような印象だろう。岩田騎手は先にJRAに移籍したプライドからも負けられない気持ちだろう。

 最多勝利調教師も最多勝利騎手も、ともに東西対決の構図となっているところも興味深い。レースや馬券だけでなく、リーディング争いなどさまざまな視点で競馬を見ると、また違った楽しみ方が見えてくる。特にこの年末は、最も競馬の奥深さを体験できるシーズンといえるかもしれない。

 今週末には、タイトルのかかる戸崎騎手と岩田騎手が共に出場する注目のG1レースがある。それは第15回チャンピオンズカップだ。戸崎騎手はベストウォーリア、岩田騎手はローマンレジェンドとコンビを組んで勝利を目指す。

 このチャンピオンズカップは、昨年までジャパンカップダートとして行われていたダート王決定戦の開催場所と名称が変更になったもので、秋のダート王決定戦という位置付けは変わらない。このレースに勝てば、JRA賞の一つである最優秀ダート馬のタイトルを獲得できるチャンスがあり、どの馬も勝利を目指して極限の仕上げで挑む。

 同レースは先週行われた第34回ジャパンカップと同じ国際招待競走として行われ、アメリカから重賞優勝馬インペラティヴが参戦する。