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日ハムの注目新人・有原、最大の懸念は先輩・斎藤の影?見劣りの実績、実は“遅い”直球…

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有原の交渉権を獲得した瞬間の様子(「北海道日本ハムファイターズ HP」より)
 11月21日、北海道日本ハムファイターズが新人選手の入団会見を開いた。注目はドラフト会議で4球団競合の末に引き当てた有原航平投手だ。今秋のドラフトは「即戦力の投手が少ない」といわれ、数少ない先発ローテーション候補が有原なのである。会見で有原は「完投できる投手になりたい」と力強く語っていたが、懸念点が2つある。

 1つは、早稲田大学の先輩、斎藤佑樹の存在だ。スポーツ記者は次のように話す。

「(斎藤とは)すでに連絡を取り合っていると有原自身も打ち明けており、キャンプやオープン戦でキャッチボールのコンビを組むなど、一緒に行動することが多くなりそうです」

 早大に限った話ではないが、野球伝統校の出身選手は“縦社会の洗礼”を受ける。同じチームに先輩がいれば、真っ先に挨拶に行かなければならない。年齢が離れていて、在学時代に接点がなかったとしてもそれは変わらない。対戦チームの先輩にも挨拶しなければならないという。試合前の練習でタイミングを見計らい、「今、ご挨拶申し上げてもよろしいでしょうか。この度、入団しました○○です」と、直立不動で自己紹介しなければならないのである。

「先輩のほうから近寄って、『今度入った後輩はお前か?』などと言われようものなら、引退するまで説教されます」(ベテラン記者)

●違いすぎる身体能力


 もっとも、斎藤は先輩風を吹かすような性格ではないが、斎藤との仲を深めることは有原にとってプラスにはならないようだ。なぜなら、有原と斎藤では、身体能力が違いすぎるからだ。有原は時速150km台の速球で三振を奪いにいくが、斎藤は変化球を低めに集めて打ち取るタイプ。そんな投球スタイルの違いはもちろんだが、周囲が懸念するのは「投手としての力量差」だ。まず、斎藤は肩が強くないことで知られている。キャッチボールは近い距離から始めて、少しずつ距離を広げていくのはプロも同じだが、他選手の組が60メートルくらいを投げている時、斎藤は1人で50メートルくらいの距離で投げている。他選手と同じ距離まで広がっても、ボールの軌道は山なり。ライナー性の鋭いボールを投げ込む他選手とは質が違うのだ。また、ダッシュ系の走り込み練習にしても、軽快さは感じられない。強肩かつ下半身も強い有原にすれば、斎藤は物足りない練習パートナーとなるだろう。