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“冤罪”袴田事件はどのようにつくられ、どんな真相が隠蔽されたのか!?

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【本と雑誌のニュースサイトリテラより】

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『袴田事件──冤罪・強盗殺人の真相』(プレジデント社)

 1966年に静岡県の一家4人が惨殺され、放火された「袴田事件」で、強盗殺人などの罪に問われ死刑が確定していた袴田巌さん(78)について、静岡地裁(村山浩明裁判長)は昨年3月27日、再審開始を認める決定をし、あわせて刑の執行停止も決めた。

 刑が確定した事件について、確定囚がその再審開始決定を得る事は、“ラクダが針の穴を通るより難しい”と言われる事もあるほど困難だ。袴田さんは逮捕からこの日まで約50年も塀の中にいた。しかも、死刑が確定した1980年からは、いつ“その日”が来るか、と怯えながらである。静岡地裁は「捜査機関が重要な証拠を捏造した疑いがあり、犯人と認めるには合理的疑いが残る」とこれまでの捜査や裁判所の判断に誤りがある可能性を示唆している。

『袴田事件──冤罪・強盗殺人の真相』(山本徹美 /プレジデント社)は、絶版になっていた同書に追記がなされ再審決定後の7月に出版されたものだが、これによれば、確かにこの「袴田事件」は証拠捏造、自白の強要、見込み捜査など、捜査機関のずさんさ、乱暴さが際立っている。さらにカネ目的の“強盗殺人”には到底思えないような、真犯人による何らかの意図を感じさせる猟奇的な態様も見られるのだ。