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オリックスが買収の弥生、迫っていた危機 企業価値上げ続けた転売の歴史に終止符

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●有為転変の歴史


 弥生の歴史は、株主が目まぐるしく変わる有為転変の歴史といえる。前身は1978年設立の日本オールシステムズ(後の日本マイコン)。97年、経営統合で米会計ソフト、インテュイットの日本法人となる。そして03年2月には、企業買収ファンド、アドバンテッジパートナーズと組んで経営陣による企業買収(MBO)で独立、社名を弥生と変更。社長は平松庚三氏だった。

 そして04年11月、旧ライブドアが弥生を買収。弥生の筆頭株主(出資比率95%)のアドバンテッジパートナーズと他の株主から弥生の全株式を買い取った。買収金額は230億円だった。

 06年1月、そのライブドアの堀江貴文社長が逮捕され、窮地に陥ったライブドアは平松氏を社長に招聘した。平松氏の年の功を買ったのである。07年8月、ライブドアから商号変更したライブドアホールディングスは、100%子会社の弥生を投資ファンドのMBKに710億円で売却。ライブドアの弥生買収金額は230億円だったため、単純計算で480億円の利益を得た計算になる。そしてMBKは今回、弥生をオリックスに800億円超で売却した。

 かつて弥生の親会社だったインテュイット、アドバンテッジパートナーズ、ライブドア、MBKは、弥生の転売でリターンを得た。弥生は色褪せない企業価値を、ずっと持ち続けてきたということなのだろう。

 オリックスの傘下に入り、弥生の有為転変の歴史は、ようやく終止符を打つことになりそうだ。
(文=編集部)

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