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某新聞社、社員の着服や不明金、賃金未払いが発覚 致死レベルの長時間残業やパワハラも横行

文=編集部
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「残業代の上限設定がそもそもおかしい。みな上限以上働いており、会社側の不払いが定着している。明らかな法令、契約違反だ。働いた分はしっかり払ってほしい」
デスク支局長による部下、派遣社員へのパワハラが目に余る。器でない人物がそれなりのポストにつく状況は解せない」
「他の職場で、どなり声を上げたり、露骨に無視したり、いわゆるパワハラの場面を見掛けることがあります。パワハラのターゲットとなっている人以外にも職場全体(特に若い世代)の士気を下げます。会社には真剣に取り組んでほしい問題です」

 同年10月に行われたアンケートでも、長時間労働や人員不足、パワハラに対する声が多くを占めているが、従業員の声はより一層悲痛なものとなっている。

「仕事量だけが増え、人員配置は置き去りにされたままだ。半年以上も出勤打刻を命じられているが、いまだに職場環境の改善に反映されていない。休みもなく、連日深夜零時まで仕事している編集外勤(取材など外回りが中心の業務)の現状をどう思っているのか?」
「パワハラがひどすぎるほど多い。自分の思い通りにいかないと声を荒げたり罵声を浴びせたりと、到底人の上に立つ者とは思えない。ここ半年以上の悪行はノートにまとめているので、状況が改善されないならしかるべき所への提出も辞さないと思っている。仮にもマスコミ人なら他人を批判する前に自分を律するべきではないのか?」
「心や体に変調をきたす従業員が次々と出ている。300人足らずの会社として、この比率は異常」

 組合は、役員に対してハラスメントに関する見解を問うているが、他人事のような回答が並び、現実問題として向き合っている姿勢は見えてこない。

【ハラスメントについて】
組合:ハラスメントに対する役員皆さんの認識をうかがいたい。
S事業局長:ハラスメントはあってはいけないこと。互いの理解のもと、上司と部下の節度ある関係を築かなければならない。上司は部下の仕事をよく見て、理解しなくてはならない。叱るだけでも甘い言葉だけでもなく、仕事はしてもらわなくてはいけない。
K常務:コミュニケーションを取っていけば防げるのではないか。ハラスメントは職場であってはいけないこと。互いに理解し合えればと思う。
S編集局長:定義づけが難しい。線引きをどうするかの難しさがある。愛を込めた叱責がハラスメントとされてしまうこともあるだろう。互いに向き合っていく必要がある。新聞社という仕事の特異性もあり、緊迫感の中で多少言葉が荒くなったのをハラスメントとすると、仕事が進まない。どこまで許容するのか共通認識を持たないと難しい。常識的なところで、言ってはいけない言葉、取ってはいけない態度はある。

BusinessJournal編集部

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