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暴行報道の氷川きよしも…『紅白』低視聴率歌手、音事協の圧力で隠蔽?演歌総崩れの不都合

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『第65回NHK紅白歌合戦』公式サイト(「NHK HP」より)
 臭いものにはふたをしろ――。2013年まで公にされていた『NHK紅白歌合戦』の歌手別視聴率が、14年分については上位のみの公表となった。13年までは各スポーツ紙が全歌手の視聴率を発表していただけに、違和感が残る。

 一部の報道によれば、日本音楽事業者協会(音事協)が「下のほうを出すのはいかがなものか」とスポーツ紙などに抗議し、取りやめになったと伝えられている。芸能関係者は次のように話す。

「このような勧告がなされたのは、音事協の中枢にいる事務所の歌手たちの視聴率が低いからです。例えば、昨年の日本レコード大賞を受賞した三代目J Soul Brothersはベスト20に入っていません。これは、レコード大賞と視聴者の感覚がそれだけ乖離していることを示しています。レコード大賞も、音事協の中枢にいる人物たちが取り仕切っているといわれており、三代目J Soul Brothersの受賞は視聴者の多くが疑問に思ったはずです。そのことが『紅白』における視聴率の悪さとして表れているのです」

 レコード大賞の構造の歪みは、『紅白』歌手別視聴率の下位ランク非公表にも表れていたわけだ。

「また、昨年暴行報道のあった氷川きよしも低視聴率でした。そもそも出場が疑問視される中での強行出場だったため、視聴率が悪いとなれば、さらにバッシングを浴びることになります。歌手別視聴率を封印することは、かなり意味があるのです」(同)

 氷川を含め、12名出場した演歌勢も視聴率を獲れていない。ベスト20入りしたのは、43.4%(11位)の石川さゆりだけだ。それでも演歌勢が出場枠を確保するためには、下位ランクを非公表にしなければならないという。

「『紅白』では全世代のことを考えて、お年寄りに人気のある演歌勢も出場させていますが、最近は歌手の主軸を演歌から若者向けのJ-POPに移行させています。演歌を好む人口自体が年々減っていることがその要因です。しかし、それは演歌歌手にとっては死活問題です。

 なぜなら、『紅白』に出場したかどうかで、翌年の営業の本数やギャラがかなり変わってくるからです。出場できなければ、本数もギャラも相当減る傾向にあります。そうなれば、音事協の中枢事務所には演歌歌手も少なくないですから、直接の打撃になります。

 また、演歌勢の視聴率が明らかに悪いことが世間に出てしまえば、『来年は演歌歌手の出場枠を減らそう』という気運が盛り上がってしまうでしょう。そうなれば、世論に敏感なNHKは無視できなくなります。そのような事情を考慮して、都合の悪い下位ランクは隠したわけです」(同)

 本来、弱肉強食であるはずの芸能界が隠蔽工作をし、競争原理が機能不全に陥れば、さらなる視聴者離れが進むだろう。
(文=編集部)