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大滝詠一とはどんな音楽家だったのか 改めて作品と向き合って感じること

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【リアルサウンドより】

 2015年の正月を迎えた頃、ふと「あれから1年かあ」と感慨にふけりました。そう、大滝詠一氏が亡くなって早くも1年が過ぎ去ったのです。日本のロック/ポップス史における大きな足跡を残した彼の死は、本当に多くの音楽ファンを悲しませました。もう何年も新作を発表していないのにもかかわらず、今もなお多くのミュージシャンに影響を与え続け、幅広いリスナーを掴んでいるカリスマ。こういう立ち位置の人は、他には見当たりません。とある特集記事を見たところ、細野晴臣や松本隆といった縁の深いベテランたちだけでなく、ceroや森は生きているといった若手の方のコメントもあり、改めてその影響力を思い知らされた次第です。

 しかし、大滝詠一とは、どういうミュージシャンなのか? と聞かれると、実は非常に困ります。例えば、山下達郎であれば「職人的なポップスを紡ぐプロフェッショナル」、ユーミンなら「大人の女性の教祖的存在」など、そのアーティストを示すキャッチコピーが付けやすいと思います。しかし、大滝詠一に関しては、どういうフレーズを持ってきても物足りないというか、しっくりこないのです。そもそも、この人はいったいどういう人なのか、一言で説明できる人はいないのではないでしょうか。

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