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本当にイスラム国をISILと呼ぶ必要があるのか!? 呼称問題を考える

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【本と雑誌のニュースサイトリテラより】

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1月20日の内外記者会見(首相官邸HP「政府インターネットTV」より)


「マスコミはいい加減、イスラム国と呼ぶのをやめろ」「イスラム国じゃなくてISILだろうが」

 いま、ネット上では過激派集団「イスラム国」の呼称問題が大きな議論を呼んでいる。イスラム国という呼称を使うことで、実際にイスラム国という国が存在するように誤解を招きかねない、というのがおもな指摘だ。自民党も先月1月26日に、アメリカに倣って「ISIL」と表記することに決定し、安倍晋三首相も30日の国会で「まるで国として国際社会から認められ、イスラムの代表であるかのような印象を与える。イスラムの人にとって、きわめて不快な話になっている」と、「ISIL」使用の理由を述べている。

 ISILとは「Islamic State in Iraq and the Levant」の略で、訳すと「イラクとレバントのイスラム国」となる。CNNの報道によれば、アメリカ政府がこの略称を使用する理由は「組織がイラクやシリア以外の国への拡大を視野に入れているとみられること」と「米政府はカリフ制イスラム国家を設立するという組織の計画を認めない立場を取っている」からだという。

 ちなみにそのCNNは「ISIS」を使用しているが、こちらは「Islamic State of Iraq and Syria」(イラクとシリアのイスラム国)の略。ISILにせよISISにせよ、あるいはISにせよ、どのみちIslamic State=イスラム国と入っていることになる。