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スクリーモ、J-ROCK、ボカロ……すべてを飲み込む新世代バンドa crowd of rebellionの魅力とは?

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【リアルサウンドより】

  リスナーからの支持だけでなく、セールス的にもようやく定着した感が強い日本のラウドロックシーン。一昨年はマキシマム ザ ホルモン、そして先日はONE OK ROCKがそれぞれアルバムでオリコン週間ランキング1位を獲得、好セールスを記録したほか、Fear, and Loathing in Las Vegasのような新世代バンドはアニメとのタイアップを効果的に活用し、シングルチャートでTOP10入りを果たしている。もはやデスボイスやブレイクダウン、ブラストビートといったラウドロックにとって当たり前の要素が取り入れられた楽曲がヒットチャート上位に入っていても、違和感のない状況になりつつある。

 そんなタイミングに満を持してメジャーデビューを果たすのが新潟出身の5人組バンド、a crowd of rebellionだ。2007年の結成以来、着実に実力を付けてきた彼らは昨年7月発売の3rdアルバム『Calendula』が好評を博し、同年末の人気フェス『COUNTDOWN JAPAN 14/15』への初出演も実現。そしてこの3月4日にワーナー・ミュージックジャパンからシングル『The Crow』でメジャーデビューしたばかりだ。

 彼らの楽曲を耳にして思うのは、従来のスクリーモの形態を軸にしながらも、新世代ならではの要素がいろんなところに散りばめられた個性的な存在だということ。今回リリースされたシングル『The Crow』に収録された3曲を聴くだけでも、a crowd of rebellionというバンドの面白さは存分に理解できる。例えば表題曲「The Crow」1曲取り出しても、ラウドロックというゴリゴリで男臭い世界観とは相反する繊細さも混在。決して野太いとは言い難いハイトーンボイスには、どことなく中性的な色合いすら感じられる。そしてメロディのきめ細かさからは、日本人ならではの情緒のようなものも見え隠れする。欧米でのスクリーモの盛り上がりから遅れをとりながらも、気付けば日本人にしか作れない独自のサウンドをa crowd of rebellionのような新世代が確立させてしまったのも、考えてみれば興味深い話だ。

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