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抗うつ薬の副作用で自殺願望が高まることも......うつ病を薬で治すことは難しい

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健康・医療情報でQOLを高める~ヘルスプレスより】

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抗うつ剤の一番の副作用は「うつ症状」 shutterstock

 ストレスが蔓延する現代社会で、年々増え続けているうつ病患者。「うつ病を疑ったら早めに専門家の診断と治療を受ける」ということが、日本でも暗黙の了解となりつつある。うつ病の治療は「休養」「薬物療法」「精神療法・カウンセリング」の3つが基本といわれているが、なかでも中心となるのが薬物療法だ。

 抗うつ薬は化学構造の違いによって、「三環系(第一世代)」「非三環系(第二世代)」「 SSRI(第三世代/選択的セロトニン再取り込み阻害薬)」「SNRI (第四世代/セロトニン-ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)」などに分類される。このうち今の主流となっているのが、三環系や非三環系よりも副作用が少ないSSRIとSNRIだ。

 うつ状態では、脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの量が少なくなる。前者は幸福感や安らぎ、後者は意欲や集中力、自信などに大きな影響を与えるため、これらが減少して脳の機能が低下すると、「自分なんか生きていても仕方がない」「自分はなんてダメな人間なんだ」と思い込むようになってしまう。