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6連覇に導いた帝京大学ラグビー部・岩出監督が語る「勝負強さ」を作る5つの作法

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※画像:『負けない作法』(著: 岩出雅之、森吉弘、集英社/刊)

 受験やスポーツ、出世争いなど、私たちの生活は「勝負」によって優劣が決まることばかり。人が集まるところに競争が生まれる以上、どんな人であっても勝負からは逃れられません。

 では、どうしたらいいのでしょうか。勝負に前向きに取り組むことができなくても、「負けない」努力はしたいものです。

 現在全国大学選手権6連覇中の帝京大学ラグビー部を率いる岩出雅之監督の著書『負けない作法』(森吉弘氏との共著、集英社/刊)では、人生に待ち受ける「勝負」に負けないための哲学が明かされています。

 岩出監督が言うには、負けない方法はある、とのこと。その基本中の基本である「作法」の一部を教えていただきました。

■まずは周りの環境を整える

 石の転がった未整備のグラウンドでラグビーをしたら、勝負に勝つどころか大ケガにつながりかねません。これは、どんな勝負にも言えることで、たとえばゴミやいらない書類が散乱した仕事机では、他の人より大きな成果を出す前に、まず集中することが難しいはず。ケアレスミスで自滅することもあるでしょう。

 勝負には、何の気兼ねもなく勝負に没頭できる「環境」が必要です。これを日ごろから整えておくことが大切です。

■体調を「数値」で把握する

 体調が悪いとなかなか物事に集中できませんから、多少の波はあるにしても体調を可能な限り一定に保っておくことは、「勝負」のためには不可欠です。

 体重や体温、睡眠時間などは数字として把握することが可能です。これらや食事内容を記録しておけば、「自分がどんな時に調子が良くて、どんな時に悪いのか」を自分の感覚に加えて、客観的に把握することができ、コンディションを保ちやすくなります。

■エキサイトしない、落ち込まない

 体調が一定に保てるようになると、自然と精神面も落ち着いてきます。大切なのは、興奮しているわけではなく、落ち込んでもいない「フラット」な精神状態を保つこと。一時的にエキサイトすることや、落ち込むことがあっても、自分自身の力ですぐにこの「フラット」な状態に戻せるようになれれば、安定して力を発揮できるはずです。

■「振り返るクセ」をつける

 1日を終える前に、自分のその日の行動や思考を細かく振り返ると、自分が思う以上にいろいろなことを考えたり、動いたりしていたことがわかります。そしてそれらには「こうすればよかった」という反省点や改善点も必ずあることに気づくでしょう。

 これを毎日続けた人と、そうでない人との違いは、時間が経つごとに明らかになっていきます。そして、いざ勝負となったらどちらが勝つかは明白です。