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内視鏡手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」が活躍する 大腸がん、腎臓がん、子宮がん、肺がん

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健康・医療情報でQOLを高める~ヘルスプレスより】

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米国インテュイティヴ・サージカル社が開発したダ・ヴィンチ・サージカルシステム(同社のHPより

 日本の臨床現場で活躍している内視鏡手術支援ロボット、ダ・ヴィンチ・サージカル・システム(以下、ダ・ヴィンチ)。東京大学医学部附属病院などが取り組んでいる大腸(直腸)がん、腎臓がん、子宮がん、肺がんのケースを紹介する。

 東京大学医学部附属病院でもダ・ヴィンチの躍進がめざましい。内視鏡ロボット支援手術の期待が特に高いのは直腸がんだ。東京大学医学部腫瘍外科・血管外科/大腸・肛門外科の渡邉聡明教授によれば、直腸がん手術は、腹腔鏡下手術の普及率が約40%と高く、腹腔鏡下手術に対するダ・ヴィンチの利点や優位性が問われているという。

 ダ・ヴィンチの問題点としては、直腸がん手術は保険適用外のため、患者の自己負担額が200万円以上と高いこと。装置が大型な上に操作するための専門資格も求められる。時にはロボットアーム間の干渉がある。また、術者が触覚を感じられないなどの指摘がある。

「ダ・ヴィンチは、鉗子の動きの自由度が高く、カメラ画像を立体視できる。カメラがアームで安定的に固定されているので、手振れもなく、狭小空間で精緻な操作を続けてもストレスが少ない。操作の安定性が高いため、直腸がん手術に最適だ」と利点を強調する渡邉教授。

 直腸がんの手術では、がん組織や周辺リンパ節の切除だけでなく、排尿障害や勃起障害を防ぐために、細かい神経の処置が重要になる。