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40日間、肉だけを食べ続けると......食生活の欧米化が招く大腸がんリスク

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健康・医療情報でQOLを高める~ヘルスプレスより】

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食習慣が欧米化するとともに、大腸がんの発生率が上がる?shutterstock.com

 今回は、大腸がんの発症リスクと食生活について話そう。
 がんは、どのようなメカニズムで発生するのだろうか?

 ヒトの体は、約60兆個の細胞で構成され、細胞核の中に約20億個の遺伝子がある。がんは、細胞核の遺伝子変異によって発生する。この遺伝子変異によって、発がんを促す遺伝子(がん遺伝子)が現れたり、発がんを抑える遺伝子(がん抑制遺伝子)が働かなくなったりする。

 遺伝子変異を起こす発がん物質をイニシエーター、がん細胞を増殖させ発がん促進物質をプロモーターと呼ぶ。例えば、イニシエーターは、放射線、紫外線、ウィルス、肉の焼け焦げなど、プロモーターは、女性ホルモン、胆汁酸、塩分、タバコ、人工甘味料、農薬、環境ホルモン、PCBなどだ。

 次に、大腸がん発生のメカニズムを簡単に説明しよう。まず、がん抑制遺伝子のAPC遺伝子が変異すると、大腸の表面にある上皮細胞粘膜に腺腫(良性腫瘍)が形成される。次に、がんの増殖を抑えるK-ras遺伝子が突然変異を起こすと腺腫が大きくなり、異型度(細胞の悪性度)が増す。その時、がん抑制遺伝子のp53遺伝子とDDC遺伝子の変異が加わり、大腸がんへ進む。

大腸がんの発症リスクを強める悪玉菌クロストリジウムの正体

 肉類などの動物性脂肪を大量に摂ると、大腸はどのように変化しているのだろうか?