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危険水域のフジテレビ、ついにプライド捨て他局の“後追い”連発で、さらに視聴率崩壊

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フジテレビ本社(「Thinkstock」より)
 今に始まったことではないが、似たようなテレビ番組が増えている。最近では、「世界」と名をつけるものが目立っている。1986年4月開始の『世界ふしぎ発見!』(TBS系)、90年7月開始の『世界まる見え! テレビ特捜部』、01年4月開始の『ザ! 世界仰天ニュース』(共に日本テレビ系)のような長寿番組も健在だ。

 これらに加えて、2013年4月開始の『世界の日本人妻は見た!』(TBS系)、14年4月開始の『世界が驚いたニッポン! スゴ~イデスネ!! 視察団』(テレビ朝日系)のように、ほぼ毎日“世界”に関する番組が放送されている。テレビ局関係者が話す。

「かつては『なるほど! ザ・ワールド』(フジテレビ系)のように、世界の意外な話題や場所を紹介する形式が主流でした。昭和の頃は円安基調でしたから、今とは比べ物にならないほど海外旅行にお金が掛かった。だから、視聴者はテレビでの擬似体験を求めたのでしょう」

『なるほど! ザ・ワールド』は83年12月27日に番組最高視聴率36.4%(ビデオリサーチ調べ/関東地区。以下同)を記録。その後も高視聴率を残していたが、番組終了が決定する96年頃には10%台前半にまで下降していた。

 その背景には、85年9月のプラザ合意以降の急激な円高があった。実際、86年には日本人の海外旅行者数が初めて年間500万人を突破。わずか4年後の90年には倍増し1,000万人を超えた。95年4月には、1ドル79円台に突入する円高が起こり、この年に海外旅行者数は1,500万人に達した。つまり、わずか10年で3倍増となったのだ。こうした社会背景は、96年に『なるほど! ザ・ワールド』が終了したことと無関係ではないだろう。

 このように、テレビ番組は世相を上手く捉えたときにヒットし、時代が変われば求められなくなるのだ。そして最近の“世界”番組には、80年代とは違う世相が現れている。

「外国人が日本の良いところを褒めたり、世界でがんばっている日本人を取り上げたりする傾向があります。庶民の体感景気が落ちて久しく 、『自分たちを誇らしく思いたい』という深層心理に訴えているためか、視聴率を取れるコンテンツになっていますね」(同)

他局の後追い番組が増える背景


 しかし、あまりにも増え過ぎたため、最近では視聴率の取れない“世界”番組も少なくない。昨年10月放送開始の『不思議探求バラエティー ザ・世界ワンダーX』『さまぁ~ずの世界のすげぇにツイテッタ~』(共にTBS系)は、ともにわずか半年で終了。フジテレビは3月22日、『世界で発見!びっくり超人大集合』という特番を放送したが7.9%と伸びず、4月からゴールデン帯に昇格した『世界HOTジャーナル』は、視聴率4〜5%台と低迷が続いている。